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出会いは、事務所の近くにオープンした『Freyja』というケーキ屋だった。
100degreesのMV撮影も終わり、自分へのご褒美とかこつけて北人と男ふたりこじんまりとした店に入っていった。
女のコが入るようなお店で、少し恥ずかしいけど、でもほんとうはずっと気になっていたんだ。
「いらっしゃいませ」
ちりん、とドアに付けられた鈴が涼やかに鳴って、でもそれ以上に澄んだ声がして。
様々な可愛らしいケーキが並ぶショーケースの向こうから、若い女性がひょこりと顔を出す。
うさぎの足跡みたいな笑窪と、さくら色の薄いくちびる、マシュマロのような白い肌。
そして、飴玉のような瞳。
ここに並ぶケーキのように、ぜんぶが甘いもので構成されたみたいな。そんな顔だった。
「どちらになさいますか?」
ひとめぼれ、だなんて。とりあえず顔でふるいにかける子供みたいな恋愛をする時期は、とっくに過ぎたと思ってたのに。
あぁ、うん。認める。
一目惚れだった。
100degreesのMV撮影も終わり、自分へのご褒美とかこつけて北人と男ふたりこじんまりとした店に入っていった。
女のコが入るようなお店で、少し恥ずかしいけど、でもほんとうはずっと気になっていたんだ。
「いらっしゃいませ」
ちりん、とドアに付けられた鈴が涼やかに鳴って、でもそれ以上に澄んだ声がして。
様々な可愛らしいケーキが並ぶショーケースの向こうから、若い女性がひょこりと顔を出す。
うさぎの足跡みたいな笑窪と、さくら色の薄いくちびる、マシュマロのような白い肌。
そして、飴玉のような瞳。
ここに並ぶケーキのように、ぜんぶが甘いもので構成されたみたいな。そんな顔だった。
「どちらになさいますか?」
ひとめぼれ、だなんて。とりあえず顔でふるいにかける子供みたいな恋愛をする時期は、とっくに過ぎたと思ってたのに。
あぁ、うん。認める。
一目惚れだった。
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