星空にさよなら
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季節は巡る。後悔の夏が終わり、懐古の冬が来た。俺の心にはあの日君と見た星空から雪が降って、君との思い出の上に静かに積もっていった。
進まなければならないことは分かっている。
それでも、今はまだ。
この冬くらいは。
徐々に埋もれて見えなくなっていく君との思い出に浸らせて。
君の言っていた青い星を都会の四角い空に探しながら、君よりもすこし色彩の少ない俺の世界でモノクロの君を追いかけさせて。
この冬が終わったら、きっと俺は前を向いて歩けるはずだ。
…ねぇ。聞こえてるかな。
来年の冬は、メンバーみんなで宮崎まで星空を見に行こうと思うんだ。
君の言っていた青い星も、金平糖みたいな黄色い星も、誰よりも早く見つけられる気がする。
そうしたらきっと、君と見上げた星空にさようならを言えると思うから。
「好きだったよ、そら」
進まなければならないことは分かっている。
それでも、今はまだ。
この冬くらいは。
徐々に埋もれて見えなくなっていく君との思い出に浸らせて。
君の言っていた青い星を都会の四角い空に探しながら、君よりもすこし色彩の少ない俺の世界でモノクロの君を追いかけさせて。
この冬が終わったら、きっと俺は前を向いて歩けるはずだ。
…ねぇ。聞こえてるかな。
来年の冬は、メンバーみんなで宮崎まで星空を見に行こうと思うんだ。
君の言っていた青い星も、金平糖みたいな黄色い星も、誰よりも早く見つけられる気がする。
そうしたらきっと、君と見上げた星空にさようならを言えると思うから。
「好きだったよ、そら」
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