第二章
夢小説設定
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最近、妙なことが身の回りで起こる。
無言電話はしょっちゅう、外を歩いている時に誰かの視線を感じたり。
『…それストーカーじゃない?』
「そうなの?」
電話越しに樹が緊張したのが伝わってきた。
THE RAMPAGEのみんなは昨日ホールツアー青森公演を終えた。今はホテルでゆっくりしているところだろうか。
『そうなのって…他には何かあった?いつから?』
「今のところそれだけ。いつから…この前のサイン会の直後くらいからかな」
『警察には相談した?』
「そんなに大げさに騒ぐ必要ないでしょ。マスコミに嗅ぎつけられても面倒だし」
『…』
無言。樹は何かを考えているようだった。
『心配だな』
「とりあえず反応しないようにしてるけど」
『日向さんは何か言ってた?』
「仕事絡みの外出は車出してもらうようになった。ひとりで出歩くと危ないからって念の為」
『そっか…』
今のところまだ大きな出来事は起こっていないから相手を刺激しないようにほったらかしている。
ていうか私がそんなに気にしてない。
『俺が今日の夜に東京帰るから、明日さくらの家行く。ちゃんと対策考えた方がいい』
「別にいいよ、疲れてるだろうし」
『ううん、行く。心配だから』
心配してくれるのは嬉しいけど、連日のライブで樹が疲れていないかが気になる。
言わなきゃよかったかな。
電話がかかってきて締切ギリギリの原稿もないからって長く話し込んでしまったのが良くなかった。
『じゃあ、とりあえず夜とかは特にひとりで出歩いちゃダメだよ。何かあったら俺に連絡して』
「わかった。じゃあね、おやすみ」
『おやすみ』
通話が切れる。日本号が三日月を見上げながらにゃあ、と鳴いた。
無言電話はしょっちゅう、外を歩いている時に誰かの視線を感じたり。
『…それストーカーじゃない?』
「そうなの?」
電話越しに樹が緊張したのが伝わってきた。
THE RAMPAGEのみんなは昨日ホールツアー青森公演を終えた。今はホテルでゆっくりしているところだろうか。
『そうなのって…他には何かあった?いつから?』
「今のところそれだけ。いつから…この前のサイン会の直後くらいからかな」
『警察には相談した?』
「そんなに大げさに騒ぐ必要ないでしょ。マスコミに嗅ぎつけられても面倒だし」
『…』
無言。樹は何かを考えているようだった。
『心配だな』
「とりあえず反応しないようにしてるけど」
『日向さんは何か言ってた?』
「仕事絡みの外出は車出してもらうようになった。ひとりで出歩くと危ないからって念の為」
『そっか…』
今のところまだ大きな出来事は起こっていないから相手を刺激しないようにほったらかしている。
ていうか私がそんなに気にしてない。
『俺が今日の夜に東京帰るから、明日さくらの家行く。ちゃんと対策考えた方がいい』
「別にいいよ、疲れてるだろうし」
『ううん、行く。心配だから』
心配してくれるのは嬉しいけど、連日のライブで樹が疲れていないかが気になる。
言わなきゃよかったかな。
電話がかかってきて締切ギリギリの原稿もないからって長く話し込んでしまったのが良くなかった。
『じゃあ、とりあえず夜とかは特にひとりで出歩いちゃダメだよ。何かあったら俺に連絡して』
「わかった。じゃあね、おやすみ」
『おやすみ』
通話が切れる。日本号が三日月を見上げながらにゃあ、と鳴いた。