第一章
夢小説設定
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追伸:東京で素敵な彼女ができるといいね
クリスマスカードに添えられていた最後の文。
「ていうか追伸…」
何となくだけど、俺はさくらに彼氏ができるまで自分の恋愛はできないような気がしている。
だって、あいつには俺がいないとダメだから。
学生時代に何人か彼女ができたけど、全てうまくいかなかった。
『あの子と私、どっちが大事なの?』
安っぽいメロドラマのようなセリフも、何度も聞いた。
そんなことを言われても、俺にはさくらよりも優先すべき人物なんて思い浮かばない。
彼女との時間を大事にすればするほど、さくらの生活は目も当てられないようになっていったし、何よりも俺が落ち着かなかった。
だから、あいつに俺に代わる誰かが現れるまで待つつもりでいる。さくらが幸せになってようやく、俺も自分の幸せを考えられるようになるんだと。
俺はスマホを取り出すと、さくらにLINEを贈った。
【Merry Christmas、さくら
プレゼントとカード、ありがとう
大切にする
それから昨日はありがとう、メンバーのみんなも楽しかったみたい
おじさんとおばさんにもよろしく言っといて
小説家として頑張るさくらを応援してます
でもちゃんと規則正しい生活は送れよ
それでは、よいクリスマスを
追伸:まずはさくらが彼氏を作れ】
追伸:東京で素敵な彼女ができるといいね
クリスマスカードに添えられていた最後の文。
「ていうか追伸…」
何となくだけど、俺はさくらに彼氏ができるまで自分の恋愛はできないような気がしている。
だって、あいつには俺がいないとダメだから。
学生時代に何人か彼女ができたけど、全てうまくいかなかった。
『あの子と私、どっちが大事なの?』
安っぽいメロドラマのようなセリフも、何度も聞いた。
そんなことを言われても、俺にはさくらよりも優先すべき人物なんて思い浮かばない。
彼女との時間を大事にすればするほど、さくらの生活は目も当てられないようになっていったし、何よりも俺が落ち着かなかった。
だから、あいつに俺に代わる誰かが現れるまで待つつもりでいる。さくらが幸せになってようやく、俺も自分の幸せを考えられるようになるんだと。
俺はスマホを取り出すと、さくらにLINEを贈った。
【Merry Christmas、さくら
プレゼントとカード、ありがとう
大切にする
それから昨日はありがとう、メンバーのみんなも楽しかったみたい
おじさんとおばさんにもよろしく言っといて
小説家として頑張るさくらを応援してます
でもちゃんと規則正しい生活は送れよ
それでは、よいクリスマスを
追伸:まずはさくらが彼氏を作れ】