第一章
夢小説設定
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慎に強制連行されてやって来たのは、ウェスタンシティでも人気のバーガーショップ。
「日光にあたるとクラクラする」
「日頃からブルーライトしか浴びてないから」
「不埒な男どもが私のあまりの美しさに見とれている」
「真昼間からだぼだぼのパーカーのフード被ってサングラスかけてる奴いたら誰でも見るよ」
「目の前にか弱い乙女を無理やり連れ出すサイコパスの幻覚が見える」
「俺の目の前にはバーガーショップに来て堂々とパフェ10種類ぜんぶを頼む変態が見える」
ずらりと並んだパフェの向こうでテーブルに肘をついた慎が呆れ顔をした。
「糖分こそ正義なのだ」
「三日ぶりの食事がそれって…食べれんの?吐いても知らないよ?」
「甘いものは別腹って言うでしょ」
「いや元々の腹はどこだよ、甘いものしか食ってないじゃん」
「しっ、静かに。凡人の言葉を天才が理解するのには身体への負担が過ぎる。これ以上は勘弁して」
「…」
慎はいよいよ呆れ返った、という様子で自分の馬鹿でかいハンバーガーにかぶりついた。私も手前のチョコバナナパフェにスプーンを突っ込む。
「…!まこっちゃん」
「何」
私はサングラスをばっと取って慎を見つめた。
「すごく美味しい」
「良かったじゃん」
慎はもはやほとんど聞いていない。適当に返事をして、もくもくとハンバーガーを齧り続けている。
目をきらきらさせ大量のパフェを食べる私、その向かい側で無言でハンバーガーをもぐもぐやる慎。傍から見たらかなりシュールな絵面だろう。
慎がハンバーガーとポテト、追加のナゲットを食べ終わる頃には私のパフェも残り一つとなっていた。
「ほんとに全部食べちゃうじゃん…」
「当たり前だよ糖分は全て私の血肉となるんだから…んん~~チョコミントも美味しい~~」
グラスの底に残ったクリームまでしっかり掬って最後の一口を堪能する私を、慎は頬杖をついて眺めていた。
「何?」
「ほっぺ、クリームついてる」
「やだ私ったらお茶目」
「あほ」
慎の手が伸びてきて私の頬を人差し指でしゅ、と撫でた。その指先には確かに白いクリームが乗っている。
ぱくり
「…ん、あま」
まじかこいつ。私のほっぺから取ったクリーム食べたぞ。
「私の…」
「ん?」
「私の最後の一口になるかもしれなかった生クリームを…!まこっちゃんお前という男は…!」
「お前食い意地張ってるのか張ってないのかどっちなの?」
「日光にあたるとクラクラする」
「日頃からブルーライトしか浴びてないから」
「不埒な男どもが私のあまりの美しさに見とれている」
「真昼間からだぼだぼのパーカーのフード被ってサングラスかけてる奴いたら誰でも見るよ」
「目の前にか弱い乙女を無理やり連れ出すサイコパスの幻覚が見える」
「俺の目の前にはバーガーショップに来て堂々とパフェ10種類ぜんぶを頼む変態が見える」
ずらりと並んだパフェの向こうでテーブルに肘をついた慎が呆れ顔をした。
「糖分こそ正義なのだ」
「三日ぶりの食事がそれって…食べれんの?吐いても知らないよ?」
「甘いものは別腹って言うでしょ」
「いや元々の腹はどこだよ、甘いものしか食ってないじゃん」
「しっ、静かに。凡人の言葉を天才が理解するのには身体への負担が過ぎる。これ以上は勘弁して」
「…」
慎はいよいよ呆れ返った、という様子で自分の馬鹿でかいハンバーガーにかぶりついた。私も手前のチョコバナナパフェにスプーンを突っ込む。
「…!まこっちゃん」
「何」
私はサングラスをばっと取って慎を見つめた。
「すごく美味しい」
「良かったじゃん」
慎はもはやほとんど聞いていない。適当に返事をして、もくもくとハンバーガーを齧り続けている。
目をきらきらさせ大量のパフェを食べる私、その向かい側で無言でハンバーガーをもぐもぐやる慎。傍から見たらかなりシュールな絵面だろう。
慎がハンバーガーとポテト、追加のナゲットを食べ終わる頃には私のパフェも残り一つとなっていた。
「ほんとに全部食べちゃうじゃん…」
「当たり前だよ糖分は全て私の血肉となるんだから…んん~~チョコミントも美味しい~~」
グラスの底に残ったクリームまでしっかり掬って最後の一口を堪能する私を、慎は頬杖をついて眺めていた。
「何?」
「ほっぺ、クリームついてる」
「やだ私ったらお茶目」
「あほ」
慎の手が伸びてきて私の頬を人差し指でしゅ、と撫でた。その指先には確かに白いクリームが乗っている。
ぱくり
「…ん、あま」
まじかこいつ。私のほっぺから取ったクリーム食べたぞ。
「私の…」
「ん?」
「私の最後の一口になるかもしれなかった生クリームを…!まこっちゃんお前という男は…!」
「お前食い意地張ってるのか張ってないのかどっちなの?」