第一章
夢小説設定
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銃声、断末魔、血の匂い。
廃ビルの屋上から血みどろの抗争を見下ろしながら、俺は愛用のスナイパーライフルをセッティングした。
俺の瞳が金色に光ってバレルに映り込む。能力者がその力を使う時のサインだ。
特注でカスタマイズしたこのPGMウルティマラティオはスコープにレティクルがついているだけで度は入っていない。
俺の目はスコープなど必要としないからだ。
ひとつ息をして集中力を高めると、遥か下にあるはずの景色がぐんと近づいた。
火の玉をぶん投げている壱馬さんの背後から銃口を向ける男。
「まる見えだっつの」
パァン
額のど真ん中を撃ち抜かれて男が倒れた。壱馬さんがこっちを振り向く。ふっと微笑んで唇が動いた。
『壱馬から慎へ。ありがとな兄弟』
脳内で壱馬さんの声がする。これは陣さんの能力だ。
俺も笑って銃を軽く持ち上げ、それに応えた。
数十分後にはすっかり片付いて、俺たちの縄張りに入り込んできたマフィア崩れみたいな奴らは全員倒れふしている。
力也さんの声が脳内に響いた。
『終わったな。みんなお疲れ様、帰ってメシにしよう』
廃ビルの屋上から血みどろの抗争を見下ろしながら、俺は愛用のスナイパーライフルをセッティングした。
俺の瞳が金色に光ってバレルに映り込む。能力者がその力を使う時のサインだ。
特注でカスタマイズしたこのPGMウルティマラティオはスコープにレティクルがついているだけで度は入っていない。
俺の目はスコープなど必要としないからだ。
ひとつ息をして集中力を高めると、遥か下にあるはずの景色がぐんと近づいた。
火の玉をぶん投げている壱馬さんの背後から銃口を向ける男。
「まる見えだっつの」
パァン
額のど真ん中を撃ち抜かれて男が倒れた。壱馬さんがこっちを振り向く。ふっと微笑んで唇が動いた。
『壱馬から慎へ。ありがとな兄弟』
脳内で壱馬さんの声がする。これは陣さんの能力だ。
俺も笑って銃を軽く持ち上げ、それに応えた。
数十分後にはすっかり片付いて、俺たちの縄張りに入り込んできたマフィア崩れみたいな奴らは全員倒れふしている。
力也さんの声が脳内に響いた。
『終わったな。みんなお疲れ様、帰ってメシにしよう』