けむりの向こうの君へ
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キスをした。
るなと。
「バっ…カじゃないの」
その場にしゃがみこんで、膝の間に顔を埋めたるなが呟く。
「忘れられるわけも、やめられるわけも、消せるわけもないのに」
どうしようもないじゃん、と。
ごめん、とだけ言って荷物を引っつかみ家を飛び出す。手にるなのタバコを持ったままだったことを思い出して、人気のない夜の街の街灯の下でちょっと吸ってみた。
「…にがい」
おいしくない。こんなのばっかり吸って、寿命を縮めてるなんて、あいつらは俺よりもバカだ。
バカみたいだ。
ぽとり、とまだ半分以上残っているタバコを地面に落とす。くしゃりと踏みつけると、地面に黒い煤の跡を残して火が消えた。
「たばこなんて、嫌いだ」
るなと。
「バっ…カじゃないの」
その場にしゃがみこんで、膝の間に顔を埋めたるなが呟く。
「忘れられるわけも、やめられるわけも、消せるわけもないのに」
どうしようもないじゃん、と。
ごめん、とだけ言って荷物を引っつかみ家を飛び出す。手にるなのタバコを持ったままだったことを思い出して、人気のない夜の街の街灯の下でちょっと吸ってみた。
「…にがい」
おいしくない。こんなのばっかり吸って、寿命を縮めてるなんて、あいつらは俺よりもバカだ。
バカみたいだ。
ぽとり、とまだ半分以上残っているタバコを地面に落とす。くしゃりと踏みつけると、地面に黒い煤の跡を残して火が消えた。
「たばこなんて、嫌いだ」