第二章
夢小説設定
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話は戻って、95年組の宅飲み。
「ん~…あ、山中湖合宿の後からじゃない?ほら合宿で私と健太が仲良くなってさ」
「あ、そうだそうだ、それで俺が2人も誘ってTHE RAMPAGEの今後を話し合おうってなって。そこで中間管理職の立場で行こうみたいになったんだよね」
「合宿までは私あんまりみんなと喋ってなかったからなぁ。誘ってくれて嬉しかった」
グラスに口を付けながら、私は少し笑う。
人見知りと、「男に負けたくない」という思いから壁を作ってしまっていたあの頃。
その壁を取り払うきっかけが、あの合宿だった。
と、突然健太が私の髪をわしゃわしゃとかき回す。
「このツンデレ野郎~」
「マジでやめて」
「さーせん」
私にひと睨みされて、とたんに大人しくなる健太。
それでもだいぶお酒が回っているのか、嬉しそうにへにゃりと笑いながら私にもたれかかってきた。
「あの頃の白奈怖かったもんなぁ。それが今ではこんなに色っぽく成長しちゃって…けんた嬉しい」
いやオトンか、やらしい目で見んな、とツッコミつつ、それでも右肩の温もりが心地いい。
ふと目をやったそのまつ毛の長い横顔がすごく綺麗で、私は思わずどきりとしてしまった。
「…病気のこと、まだ誰にも言ってないの?」
「うん。まだちょっと」
「そっか」
病気。パニック障害のことだ。
合宿をきっかけに健太には話したけど、他のメンバーには言っていない。
私と健太だけの秘密。
「まぁもし発作が出ても、俺が何とかするから大丈夫」
「何とかってなに」
「ん~…何とかは何とかだよ。なんくるないさー」
「それ言っとけばいいと思って」
私は相変わらずの適当さに呆れてグラスを傾ける。
…でも。
『俺が何とかするから』
その言葉が不思議と頼もしくて、嬉しいのだ。
「健太ぁ」
「ん?」
ウザいくらいに私にちょっかいをかけてきて、セクハラはしょっちゅうで、中間管理職名乗る割にはポンコツだけど。
踊ってる姿は誰よりもかっこいいと思うし、飲みに付き合ってくれるし、何だかんだ一緒にいて楽しいのが健太なんだ。
私はにこりと笑って健太の頭をぽんぽんと叩いた。
「ありがと」
「ん~…あ、山中湖合宿の後からじゃない?ほら合宿で私と健太が仲良くなってさ」
「あ、そうだそうだ、それで俺が2人も誘ってTHE RAMPAGEの今後を話し合おうってなって。そこで中間管理職の立場で行こうみたいになったんだよね」
「合宿までは私あんまりみんなと喋ってなかったからなぁ。誘ってくれて嬉しかった」
グラスに口を付けながら、私は少し笑う。
人見知りと、「男に負けたくない」という思いから壁を作ってしまっていたあの頃。
その壁を取り払うきっかけが、あの合宿だった。
と、突然健太が私の髪をわしゃわしゃとかき回す。
「このツンデレ野郎~」
「マジでやめて」
「さーせん」
私にひと睨みされて、とたんに大人しくなる健太。
それでもだいぶお酒が回っているのか、嬉しそうにへにゃりと笑いながら私にもたれかかってきた。
「あの頃の白奈怖かったもんなぁ。それが今ではこんなに色っぽく成長しちゃって…けんた嬉しい」
いやオトンか、やらしい目で見んな、とツッコミつつ、それでも右肩の温もりが心地いい。
ふと目をやったそのまつ毛の長い横顔がすごく綺麗で、私は思わずどきりとしてしまった。
「…病気のこと、まだ誰にも言ってないの?」
「うん。まだちょっと」
「そっか」
病気。パニック障害のことだ。
合宿をきっかけに健太には話したけど、他のメンバーには言っていない。
私と健太だけの秘密。
「まぁもし発作が出ても、俺が何とかするから大丈夫」
「何とかってなに」
「ん~…何とかは何とかだよ。なんくるないさー」
「それ言っとけばいいと思って」
私は相変わらずの適当さに呆れてグラスを傾ける。
…でも。
『俺が何とかするから』
その言葉が不思議と頼もしくて、嬉しいのだ。
「健太ぁ」
「ん?」
ウザいくらいに私にちょっかいをかけてきて、セクハラはしょっちゅうで、中間管理職名乗る割にはポンコツだけど。
踊ってる姿は誰よりもかっこいいと思うし、飲みに付き合ってくれるし、何だかんだ一緒にいて楽しいのが健太なんだ。
私はにこりと笑って健太の頭をぽんぽんと叩いた。
「ありがと」