第一章
夢小説設定
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翌朝のメンバーミーティング。
私は、ある覚悟をもってして右手を上げた。
「あの…いいですか」
普段率先して発言することのなかった私が手を挙げたので、みんなは驚いてこっちを見る。
「その…今まで、ツンケンしててすみませんでした。わざとじゃないんですけど、何ていうか…人見知り?あとはナメられたくないっていう思いから頑なになっちゃってて」
メンバーのみならずスタッフさんまでもが一様にぽかんと口を開けてるものだから、私は恥ずかしくなって下を向く。
合わせた足の裏の上に手を乗せて、落ち着きなく前後に揺れながら必死に言葉を絞り出す。
「男とか女とか関係なく、この合宿中にはみんなにメンバーのひとりとして認めてもらえるように頑張るんでよろしくお願いします」
私が言い終えても、みんなはアホ面でこっちを見たまま何も言わなかった。
だから私はむっとして「それだけ」と肩を竦める。
「え……えっと、雪平?急にどうした?」
「あ、それ」
「え?」
私は力矢さんにぴっと人差し指を向ける。
「下の名前で呼んでください。白奈って。私もみんなのこと下の名前で呼ぶんで」
よし、言いたいことは全部言えた。
私がちょっと安心して健太を見ると、健太は気持ち悪いくらいにニヤニヤしていた。
きも、と口の動きだけで言ってやると、怖い顔で小さくパンチするジェスチャーをしてくる。
私はそれが面白くてつい吹き出してしまう。
そんな私の様子を見て、みんなはますます開いた口が塞がらなかった。
私は、ある覚悟をもってして右手を上げた。
「あの…いいですか」
普段率先して発言することのなかった私が手を挙げたので、みんなは驚いてこっちを見る。
「その…今まで、ツンケンしててすみませんでした。わざとじゃないんですけど、何ていうか…人見知り?あとはナメられたくないっていう思いから頑なになっちゃってて」
メンバーのみならずスタッフさんまでもが一様にぽかんと口を開けてるものだから、私は恥ずかしくなって下を向く。
合わせた足の裏の上に手を乗せて、落ち着きなく前後に揺れながら必死に言葉を絞り出す。
「男とか女とか関係なく、この合宿中にはみんなにメンバーのひとりとして認めてもらえるように頑張るんでよろしくお願いします」
私が言い終えても、みんなはアホ面でこっちを見たまま何も言わなかった。
だから私はむっとして「それだけ」と肩を竦める。
「え……えっと、雪平?急にどうした?」
「あ、それ」
「え?」
私は力矢さんにぴっと人差し指を向ける。
「下の名前で呼んでください。白奈って。私もみんなのこと下の名前で呼ぶんで」
よし、言いたいことは全部言えた。
私がちょっと安心して健太を見ると、健太は気持ち悪いくらいにニヤニヤしていた。
きも、と口の動きだけで言ってやると、怖い顔で小さくパンチするジェスチャーをしてくる。
私はそれが面白くてつい吹き出してしまう。
そんな私の様子を見て、みんなはますます開いた口が塞がらなかった。