第一章
夢小説設定
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2018年、1月12日。
白奈はマイクを持ってGO ON THE RAMPAGE TOUR愛知公演のステージに立っていた。
「愛知のみなさんあけおめ~、パフォーマーの雪平白奈です」
「「あけおめー!!」」
「パフォーマーの与那嶺瑠唯です」
「リーダーの陣です!…… 白奈軽い!それじゃアガらん!新年始まらん!」
「いや…堅苦しいよりはアットホームな方がいいかなと思って」
「アットホームすぎるだろ!あ、パフォーマーの神谷健太です」
俺のツッコミにどっと笑いが起こる。
白奈の左右で色の異なる瞳が俺を向いて、楽しげにきゅっと細められた。
右目は焦げ茶。左は青。
俺の心を捉えて離さない、不思議な瞳。
「ええと、それでですね、ここ愛知は私の出身地ということでこうしてマイクを握らせてもらってるわけですけど」
「そうやんな、豊橋やっけ?」
「はい。三河地方なので名古屋とは方言とかが全然違うんですけど。語尾に『りん』とか付けるんです。『早くお風呂に入りなさい』っていうのを『早くお風呂はいりん』とか」
「それすげー可愛い」
「健太それ三河弁が可愛いのとちゃうやろ。別の可愛いやろ」
客席から黄色い悲鳴。
俺は陣さんにすっとぼけた顔を向けた。
「いや、何のことか分かんないっす」
「分かってるくせに!ほんまにね、みなさんも何となく察してると思うんですけど健太が白奈を好きすぎるんですよ。いらんちょっかいばっかして白奈にキレられてるのがしょっちゅうで。そんなんやから『白奈強火担』とか呼ばれるんやで」
「たまに本気でウザいと思う」
「白奈~」
「うわっこっち来んな!」
俺が抱きつきに行くと、白奈は素早く樹の後ろに回り込んだ。樹もまんざらでもなさそうな顔をしている。
客席からは悲鳴が止まらない。
「で、それを温かい目で見守る瑠唯が面白いんよな」
「俺はもう…なるようになるかなと思って。なんくるないさー」
そんな話をしているとボーカル3人が着替えを終えて戻ってきた。
「ほら白奈締めてや。今日のメインMCなんやから」
「はい。えーと…それじゃあみなさん最後まで私たちとひとつになってぶち上がって行きましょう!」
俺たちは17人、横1列に並ぶ。
さぁ、最後の曲だ。
壱馬がなれた様子でマイクを口元に持っていく。
俺と白奈は視線を合わせて笑いあった。
「それじゃあ最後はこの曲でぶち上がっていきましょう!GO ON THE RAMPAGE!」
白奈はマイクを持ってGO ON THE RAMPAGE TOUR愛知公演のステージに立っていた。
「愛知のみなさんあけおめ~、パフォーマーの雪平白奈です」
「「あけおめー!!」」
「パフォーマーの与那嶺瑠唯です」
「リーダーの陣です!…… 白奈軽い!それじゃアガらん!新年始まらん!」
「いや…堅苦しいよりはアットホームな方がいいかなと思って」
「アットホームすぎるだろ!あ、パフォーマーの神谷健太です」
俺のツッコミにどっと笑いが起こる。
白奈の左右で色の異なる瞳が俺を向いて、楽しげにきゅっと細められた。
右目は焦げ茶。左は青。
俺の心を捉えて離さない、不思議な瞳。
「ええと、それでですね、ここ愛知は私の出身地ということでこうしてマイクを握らせてもらってるわけですけど」
「そうやんな、豊橋やっけ?」
「はい。三河地方なので名古屋とは方言とかが全然違うんですけど。語尾に『りん』とか付けるんです。『早くお風呂に入りなさい』っていうのを『早くお風呂はいりん』とか」
「それすげー可愛い」
「健太それ三河弁が可愛いのとちゃうやろ。別の可愛いやろ」
客席から黄色い悲鳴。
俺は陣さんにすっとぼけた顔を向けた。
「いや、何のことか分かんないっす」
「分かってるくせに!ほんまにね、みなさんも何となく察してると思うんですけど健太が白奈を好きすぎるんですよ。いらんちょっかいばっかして白奈にキレられてるのがしょっちゅうで。そんなんやから『白奈強火担』とか呼ばれるんやで」
「たまに本気でウザいと思う」
「白奈~」
「うわっこっち来んな!」
俺が抱きつきに行くと、白奈は素早く樹の後ろに回り込んだ。樹もまんざらでもなさそうな顔をしている。
客席からは悲鳴が止まらない。
「で、それを温かい目で見守る瑠唯が面白いんよな」
「俺はもう…なるようになるかなと思って。なんくるないさー」
そんな話をしているとボーカル3人が着替えを終えて戻ってきた。
「ほら白奈締めてや。今日のメインMCなんやから」
「はい。えーと…それじゃあみなさん最後まで私たちとひとつになってぶち上がって行きましょう!」
俺たちは17人、横1列に並ぶ。
さぁ、最後の曲だ。
壱馬がなれた様子でマイクを口元に持っていく。
俺と白奈は視線を合わせて笑いあった。
「それじゃあ最後はこの曲でぶち上がっていきましょう!GO ON THE RAMPAGE!」
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