日常
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4月。
みんなの2ndシングル『FRONTIERS』が無事に発売され、順調に売り上げも伸びているみたいだ。パフォーマー勢は体作りやレッスンに一層力を入れているし、ボーカルの3人もボイストレーニングで忙しそう。食事に全員揃う回数が少なくなってきた。
それが寂しくもあり、嬉しくもあり。
今日もみんな揃って仕事に出ていて、家には私ひとり。そろそろ夕食を作り始めようかという頃に、何人かがどやどやと帰ってきた。
「「ただいま~!」」
「あ、おかえり、早かったね」
リビングに入ってきたのは翔平、慎、樹、海青、拓磨、昂秀、拓磨の年下組7人。
すると、突然翔平が私の手をはっしと握った。
「みさ!今から出かけよう!」
「え、えぇ!?何急に!?私今からみんなの晩ご飯…」
驚く私も気にせず、さらに昂秀ももう片方の手を引っ張る。
「いいから!ほら、あの夕日に向かって走ろうぜ!」
意味がわからない。それでも龍と拓磨がぐいぐい背中を押すので、あれよあれよという間にもう廊下を渡りきって玄関まで連れてこられた。
「ちょ、ちょっと待って待って!どうしたのみんな!?ていうか出かけるにしても私まだ部屋着だし!」
「服なら俺選んどいたから。早く着替えて」
「何で下着まで選んであるの!?」
樹がしれっと私に服を手渡す。トイレに押し込められ、仕方なく着替えた。ていうか何で私の下着のある場所知ってんだ樹。
「あ、財布とケータイ…」
「俺持ってる」
「何で!?怖い!」
「あとみさ耳がよすぎて大きい音とか苦手って聞いたからイヤフォンも」
まるで自分のモノのように、慎のズボンのポケットからは私の財布とケータイが出てくる。ついでにイヤフォンも。何で私が耳が敏感だって知ってんだ慎。壱馬が言ったのかな。もう何が何だか分からない。
「よし、準備終わったし!行くぞ!」
「わわ!?ちょっと海青!?」
突然海青が私を抱えあげた。そのまま玄関扉を開け、猛然と走り出す。まるで私の体重なんて関係ないみたい。すごい。
いや、違うだろ私。呑気にそんなこと考えてる場合じゃない。
「誰か助けてえええええええええええええええええええ」
みんなの2ndシングル『FRONTIERS』が無事に発売され、順調に売り上げも伸びているみたいだ。パフォーマー勢は体作りやレッスンに一層力を入れているし、ボーカルの3人もボイストレーニングで忙しそう。食事に全員揃う回数が少なくなってきた。
それが寂しくもあり、嬉しくもあり。
今日もみんな揃って仕事に出ていて、家には私ひとり。そろそろ夕食を作り始めようかという頃に、何人かがどやどやと帰ってきた。
「「ただいま~!」」
「あ、おかえり、早かったね」
リビングに入ってきたのは翔平、慎、樹、海青、拓磨、昂秀、拓磨の年下組7人。
すると、突然翔平が私の手をはっしと握った。
「みさ!今から出かけよう!」
「え、えぇ!?何急に!?私今からみんなの晩ご飯…」
驚く私も気にせず、さらに昂秀ももう片方の手を引っ張る。
「いいから!ほら、あの夕日に向かって走ろうぜ!」
意味がわからない。それでも龍と拓磨がぐいぐい背中を押すので、あれよあれよという間にもう廊下を渡りきって玄関まで連れてこられた。
「ちょ、ちょっと待って待って!どうしたのみんな!?ていうか出かけるにしても私まだ部屋着だし!」
「服なら俺選んどいたから。早く着替えて」
「何で下着まで選んであるの!?」
樹がしれっと私に服を手渡す。トイレに押し込められ、仕方なく着替えた。ていうか何で私の下着のある場所知ってんだ樹。
「あ、財布とケータイ…」
「俺持ってる」
「何で!?怖い!」
「あとみさ耳がよすぎて大きい音とか苦手って聞いたからイヤフォンも」
まるで自分のモノのように、慎のズボンのポケットからは私の財布とケータイが出てくる。ついでにイヤフォンも。何で私が耳が敏感だって知ってんだ慎。壱馬が言ったのかな。もう何が何だか分からない。
「よし、準備終わったし!行くぞ!」
「わわ!?ちょっと海青!?」
突然海青が私を抱えあげた。そのまま玄関扉を開け、猛然と走り出す。まるで私の体重なんて関係ないみたい。すごい。
いや、違うだろ私。呑気にそんなこと考えてる場合じゃない。
「誰か助けてえええええええええええええええええええ」