いざ、現世へ
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結果から言うと特効薬は完成した。ただそれが鬼灯に知れれば現世に放り出されるに決まっている。
神をあれほど好き勝手に使う男はこの世に鬼灯しかいないのではないのか。
薬を袖にしまい、閻魔殿に向かう。依頼である以上報告しない訳にはいかないのだ。
「もう完成したんですか」
「流石に使った分の寿命は戻ってきませんが、」
「元々あれは人が摂取していい様なものではありませんから、それでも十分素晴らしいものですよ」
驚く鬼灯に完全な特効薬では無いことを伝えるが、無理難題だと思い込んでいた事もあったらしく嬉々とした表情で神農へ詰め寄った。
「では、現世への通行許可証をお渡ししますので、調査をお願いします」
「鬼灯様が行くというのは?」
「それの効能は貴方が最も知るところでしょうから」
結局いつの時代も面倒事は誰かに押し付けたがるのが生物の性なのだろう。その証拠に鬼灯の顔は解放されたと言わんばかりの清々しい表情だ。
仙丹(金丹)の知識が豊富な白澤に任せれば良かったとまた後悔した。
神をあれほど好き勝手に使う男はこの世に鬼灯しかいないのではないのか。
薬を袖にしまい、閻魔殿に向かう。依頼である以上報告しない訳にはいかないのだ。
「もう完成したんですか」
「流石に使った分の寿命は戻ってきませんが、」
「元々あれは人が摂取していい様なものではありませんから、それでも十分素晴らしいものですよ」
驚く鬼灯に完全な特効薬では無いことを伝えるが、無理難題だと思い込んでいた事もあったらしく嬉々とした表情で神農へ詰め寄った。
「では、現世への通行許可証をお渡ししますので、調査をお願いします」
「鬼灯様が行くというのは?」
「それの効能は貴方が最も知るところでしょうから」
結局いつの時代も面倒事は誰かに押し付けたがるのが生物の性なのだろう。その証拠に鬼灯の顔は解放されたと言わんばかりの清々しい表情だ。
仙丹(金丹)の知識が豊富な白澤に任せれば良かったとまた後悔した。