刀剣乱舞夢
「これでよし…と」ここは夜桜本丸。桃色の髪を揺らしながら業務にあたる化け狐―蛍は、新人審神者としての仕事もだいぶなれてきた。
「おっつかれー!主様ー!」「わっ…!乱ちゃん!びっくりしたで~」「最近頑張ってるね!頑張るのもいいけど時にはお休みも必要だよ?」「せやなぁ…この仕事終わったら少し休みむわ」そう世間話をしてると本丸の呼び鈴が鳴る。「お客さん?珍しいね」「多分政府の人やろ。はーい今出ます~」
その次の瞬間。
蛍の胸を小刀が貫いた。幸い急所は外れていたものの、あまりにも突然のことにあたりは混乱する。
「…っっ」「ちょっと!主様になにすんのさ!」
「なにって…躾だよ、この世界に弱い審神者はいらないからね「主様は弱くない!」そう言い、藤四郎は襲いかかった人物に斬りかかるが簡単に跳ね返されてしまう。
「ぐっ…」
「ほうらさっきまでの威勢はどうした!やっぱこの本丸にはふさわしくないんだよ君には悪いけどここの弱い審神者には消えてもらおうかね」「…乱ちゃ…に…げ…」
「主様!!!!!」その命を断つべく小刀が振り下ろされる。
『不届きもの!!!』
凛とした声とともに桃色の斬撃が繰り出され、小刀は床に落ちる。「誰だ!!!」「それはこっちのセリフさ。五虎退くんたちが慌てて私の所に来たからな」「百桃様!」紺色の髪を翻し、駆け付けた人物—百桃は目の前の敵を睨みながらじりじりと敵に近づく。「まだ隠し玉がいたか…まぁいい…お前だけでも…っ!?」百桃は攻撃をひらりとかわし、喉元に刀を突き付ける「うちの蛍によく手ぇだしてくれたな。これ以上手出してみろ。その腐った頭ごと切り刻むことになるぞ」「っつ…覚えてろ!!!」敵は恐れをなし、逃げ出した。「ふう・・・世の中には厄介な野郎もいるもんだね。政府に一応報告しておくか。…蛍、こんのすけを呼んでもらえるか?…蛍?」百桃が気づいたころには蛍は姿を消していた。「参ったな…怪我のこともあるし…でもどうして…」「主」「鶴丸」「よ、なんか楽しそうな事になっているじゃぁないか」「阿鼻叫喚だよ」彼女の近侍、鶴丸国永が声をかける。「…なぁ、主、もしかしたら蛍、自分の力不足に嫌気がさして逃げたんじゃねぇのか?」「?」「主は霊力も高い、戦闘技術もそれなりにある。なのに自分にはない、自分は審神者には相応しくない、と思ってしまった、と俺は思うんだけどね」「…!」「知らない間に…ちょっと話してくる、今どの辺にいる?」「恐らく『いつもの場所』だと思うぜ、いってらっしゃい、主」
「ぐすっ…ひっく‥‥」本丸の縁側。蛍は一人になりたいとき、よくここに来ている。「やっぱり居た」「百桃はん…なんでわかったん?」「いつもそこにいるじゃん、拗ねてるとき」そういい、隣に座る。「…怪我、大丈夫、早く手当てしないと、みんな心配してる」「…いい。うち、乱ちゃんに迷惑かけちゃったし、百桃にも…こんな頼りない審神者なんて、審神者失格だよね…」そういい、蛍は俯く。戦闘経験も浅い蛍は戦闘に不向きな審神者だ。でも、誰よりも刀剣男子の事を思っていて。なにより—
「蛍。戦いが上手いだけが審神者としての務めではない」「?」「蛍は周りを守る力、助ける力があるじゃないか。とても人思いだし」「だれかを…でも・・・」「できないことは誰かに頼っていい。戦闘は私に任せて、二人で一人の、審神者になろう。そして、襲ってきたやつを超えるような本丸にしようよ!」「う、うわぁぁぁぁん!!!」いままで胸に抱えてきたものが弾けるように、蛍は泣き出した。
「…情けない姿みせて堪忍な。これからもよろしゅうたのみます。百桃」「ああ、一緒に強くなろう」
か弱くもはっきりと光る季節外れの蛍の光は。耐える間もなく、二人の審神者を祝うかのように光ってた。
「おっつかれー!主様ー!」「わっ…!乱ちゃん!びっくりしたで~」「最近頑張ってるね!頑張るのもいいけど時にはお休みも必要だよ?」「せやなぁ…この仕事終わったら少し休みむわ」そう世間話をしてると本丸の呼び鈴が鳴る。「お客さん?珍しいね」「多分政府の人やろ。はーい今出ます~」
その次の瞬間。
蛍の胸を小刀が貫いた。幸い急所は外れていたものの、あまりにも突然のことにあたりは混乱する。
「…っっ」「ちょっと!主様になにすんのさ!」
「なにって…躾だよ、この世界に弱い審神者はいらないからね「主様は弱くない!」そう言い、藤四郎は襲いかかった人物に斬りかかるが簡単に跳ね返されてしまう。
「ぐっ…」
「ほうらさっきまでの威勢はどうした!やっぱこの本丸にはふさわしくないんだよ君には悪いけどここの弱い審神者には消えてもらおうかね」「…乱ちゃ…に…げ…」
「主様!!!!!」その命を断つべく小刀が振り下ろされる。
『不届きもの!!!』
凛とした声とともに桃色の斬撃が繰り出され、小刀は床に落ちる。「誰だ!!!」「それはこっちのセリフさ。五虎退くんたちが慌てて私の所に来たからな」「百桃様!」紺色の髪を翻し、駆け付けた人物—百桃は目の前の敵を睨みながらじりじりと敵に近づく。「まだ隠し玉がいたか…まぁいい…お前だけでも…っ!?」百桃は攻撃をひらりとかわし、喉元に刀を突き付ける「うちの蛍によく手ぇだしてくれたな。これ以上手出してみろ。その腐った頭ごと切り刻むことになるぞ」「っつ…覚えてろ!!!」敵は恐れをなし、逃げ出した。「ふう・・・世の中には厄介な野郎もいるもんだね。政府に一応報告しておくか。…蛍、こんのすけを呼んでもらえるか?…蛍?」百桃が気づいたころには蛍は姿を消していた。「参ったな…怪我のこともあるし…でもどうして…」「主」「鶴丸」「よ、なんか楽しそうな事になっているじゃぁないか」「阿鼻叫喚だよ」彼女の近侍、鶴丸国永が声をかける。「…なぁ、主、もしかしたら蛍、自分の力不足に嫌気がさして逃げたんじゃねぇのか?」「?」「主は霊力も高い、戦闘技術もそれなりにある。なのに自分にはない、自分は審神者には相応しくない、と思ってしまった、と俺は思うんだけどね」「…!」「知らない間に…ちょっと話してくる、今どの辺にいる?」「恐らく『いつもの場所』だと思うぜ、いってらっしゃい、主」
「ぐすっ…ひっく‥‥」本丸の縁側。蛍は一人になりたいとき、よくここに来ている。「やっぱり居た」「百桃はん…なんでわかったん?」「いつもそこにいるじゃん、拗ねてるとき」そういい、隣に座る。「…怪我、大丈夫、早く手当てしないと、みんな心配してる」「…いい。うち、乱ちゃんに迷惑かけちゃったし、百桃にも…こんな頼りない審神者なんて、審神者失格だよね…」そういい、蛍は俯く。戦闘経験も浅い蛍は戦闘に不向きな審神者だ。でも、誰よりも刀剣男子の事を思っていて。なにより—
「蛍。戦いが上手いだけが審神者としての務めではない」「?」「蛍は周りを守る力、助ける力があるじゃないか。とても人思いだし」「だれかを…でも・・・」「できないことは誰かに頼っていい。戦闘は私に任せて、二人で一人の、審神者になろう。そして、襲ってきたやつを超えるような本丸にしようよ!」「う、うわぁぁぁぁん!!!」いままで胸に抱えてきたものが弾けるように、蛍は泣き出した。
「…情けない姿みせて堪忍な。これからもよろしゅうたのみます。百桃」「ああ、一緒に強くなろう」
か弱くもはっきりと光る季節外れの蛍の光は。耐える間もなく、二人の審神者を祝うかのように光ってた。
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