星神は夢魔に願う
「ここが冥界か。いつ来ても陰気くさいねぇ」
「いきなりきてそれかよ」
桃源郷と現世の狭間にある世界。それがここ、冥界である。
本来神の血を引いた僕たちは近寄ることが出来ないが、ローザが持つ「現世と冥界の狭間
を行き来する」能力によって結界の力を緩め、こうして行くことができる。まぁ本人がま
ともに使っているところは見たことがないけど。
「とりあえずクロンのとこいこうぜ。たぶんあいつなら何か知っているだろ。それに、ク
ロンには『あの力』があるし」
クロンには『星を詠む』力がある。夜空に浮かぶ無数の星。その星々の力を
詠み、人の心はおろか、この後起こりうる未来までをも予知することができるのだ。
当の本人は「あっしの力はそうむやみやたらに使うものじゃねぇ。あっしは人の世のため、
世界のために使うのじゃ」と言っていてなかなか使っていている場面を見たことがない。
ローザは夢魔の為、同じ夢魔の血を持つクロンとはよくいることが多い、とクウから聞い
た。話せば分かってくれるのだろう。恐らく。
そうして、クロンのいる本殿に向かっていると、突然背後から奇声を上げながら怪物が襲
い掛かってきた。
「うぉっと…危ねぇ、後1秒遅れてたら死んでたわ」
「何こいつ、何か俺ら狙っているんだけど」
「つまり俺の話聞かないわけか。だったら話は早い。…かぐら、下がっていて。」
ローザはそういうと目の色を変え、目の前の怪物を鋭く睨んだ。
「グォォォォォ…」
人ざらぬものは今にも食いちぎりそうな目でローザに襲い掛かった。ローザはその攻撃を
華麗にかわし、素早く間合いを詰めた。
「神の血を喰らう外道が。血反吐吐いて死ね」
彼が冷たくそう言い放った瞬間怪物は四散し、辺りには血が飛び散っていた。
「…ふう、ひと仕事終わり」
「おつかれ」
「…どうした。俺に惚れちゃった?」
「…ううん、何でもない」
突然襲い掛かった人ざなる物。何か関係しているのだろうか。
「いきなりきてそれかよ」
桃源郷と現世の狭間にある世界。それがここ、冥界である。
本来神の血を引いた僕たちは近寄ることが出来ないが、ローザが持つ「現世と冥界の狭間
を行き来する」能力によって結界の力を緩め、こうして行くことができる。まぁ本人がま
ともに使っているところは見たことがないけど。
「とりあえずクロンのとこいこうぜ。たぶんあいつなら何か知っているだろ。それに、ク
ロンには『あの力』があるし」
クロンには『星を詠む』力がある。夜空に浮かぶ無数の星。その星々の力を
詠み、人の心はおろか、この後起こりうる未来までをも予知することができるのだ。
当の本人は「あっしの力はそうむやみやたらに使うものじゃねぇ。あっしは人の世のため、
世界のために使うのじゃ」と言っていてなかなか使っていている場面を見たことがない。
ローザは夢魔の為、同じ夢魔の血を持つクロンとはよくいることが多い、とクウから聞い
た。話せば分かってくれるのだろう。恐らく。
そうして、クロンのいる本殿に向かっていると、突然背後から奇声を上げながら怪物が襲
い掛かってきた。
「うぉっと…危ねぇ、後1秒遅れてたら死んでたわ」
「何こいつ、何か俺ら狙っているんだけど」
「つまり俺の話聞かないわけか。だったら話は早い。…かぐら、下がっていて。」
ローザはそういうと目の色を変え、目の前の怪物を鋭く睨んだ。
「グォォォォォ…」
人ざらぬものは今にも食いちぎりそうな目でローザに襲い掛かった。ローザはその攻撃を
華麗にかわし、素早く間合いを詰めた。
「神の血を喰らう外道が。血反吐吐いて死ね」
彼が冷たくそう言い放った瞬間怪物は四散し、辺りには血が飛び散っていた。
「…ふう、ひと仕事終わり」
「おつかれ」
「…どうした。俺に惚れちゃった?」
「…ううん、何でもない」
突然襲い掛かった人ざなる物。何か関係しているのだろうか。
