二次創作(太鼓の達人)
月が見えない七夕の夜更け、お兄ちゃんは決まって姿を消す。
何処に言っていたかを問い詰めても、言葉を濁すばかりだ。
いまいち煮え切らない日々を過ごし、今年もその日がやって来た。
「……やっぱり出掛けたわね」
そう呟き、夕飯の支度をしようと台所に立つと、一枚のメモが貼ってあった。
「月が見える時に練習場に来て…?」
言いたいことは山ほどあるが、月が見えているのは今の時間しかない。半信半疑で練習場に向かった。
遠い練習場。息を切らしながら走る。
「ちょっとお兄ちゃん!メモ書きどういうこと……」
あたしはそこで言葉を失った。
「よ、ビリビリおんな」
もう会えないはずの、あいつがいたから。
「……来るときは来るっていいなさいよ…ばかぁ」
「悪かったって、でもあいつも素直じゃないよな、まぁ七夕に仕掛けるのもらしいけどさ。…どーよ、久々に遊ばねーか?」
「あったり前じゃない!今度は負けないんだから!」
あたしの彦星様は、近くて遠い、不思議な場所にいる。
それはたぶん、これからも変わらない。
何処に言っていたかを問い詰めても、言葉を濁すばかりだ。
いまいち煮え切らない日々を過ごし、今年もその日がやって来た。
「……やっぱり出掛けたわね」
そう呟き、夕飯の支度をしようと台所に立つと、一枚のメモが貼ってあった。
「月が見える時に練習場に来て…?」
言いたいことは山ほどあるが、月が見えているのは今の時間しかない。半信半疑で練習場に向かった。
遠い練習場。息を切らしながら走る。
「ちょっとお兄ちゃん!メモ書きどういうこと……」
あたしはそこで言葉を失った。
「よ、ビリビリおんな」
もう会えないはずの、あいつがいたから。
「……来るときは来るっていいなさいよ…ばかぁ」
「悪かったって、でもあいつも素直じゃないよな、まぁ七夕に仕掛けるのもらしいけどさ。…どーよ、久々に遊ばねーか?」
「あったり前じゃない!今度は負けないんだから!」
あたしの彦星様は、近くて遠い、不思議な場所にいる。
それはたぶん、これからも変わらない。
