アスランはうつぶせにしたカガリの腰をぐっと引き寄せた。

「いやだ!放せよ!!」

暴れながらも、四つんばいの姿勢を取らされたカガリの秘部に、いきりたった雄を擦り付ける。

「ひっ・・!」

雄の感触にカガリの背中がビクリとのけ反る。
愛撫を充分に施していないそこは潤ってはいなかったが、アスランは力ずくで雄をねじ込んだ。

「く・・あ・・」

熱い塊が狭く固い膣に無理やり押し入ってくる感覚に、カガリは身を固くして耐える。

「は・・」

ぎっちりと根本まで含ませて、そこの窮屈さにアスランも眉根を寄せた。
馴染んでいない肉棒と膣だったが、そこは雄を受け入れるようにできている。
それとも雌の防衛能力か、ゆるゆると散漫な動きで二、三度突くと、膣から愛液がじわじわとにじみ出てきた。
その反応にアスランは舌なめずりをすると、一気に秘部を出入りする雄の速度を上げた。

「うっ・・くっ・・」

加速した雄の勢いに耐えるようと、カガリは枕に手を伸ばし顔を埋めようとするが、アスランに両手を掴まれそのまま後ろに引かれてしまう。
声を殺そうとするのを許してもらえなかったのだ。

「あっ!・・あん・・いやッ・・いやあッ!」

枕や手で抑えることのできない口から、甲高い悲鳴が迸る。
いつものカガリより、ずっと高い声。
耐えようと思っても肉棒に勢いよく貫かれるたびに、脳髄にビリビリとした振動が伝わって、どうしても抑えることができない。
悔しい。
憎いオーブの敵に犯されているという耐えがたい事実を、突きつけられている気がした。
絶対に抱かれるものかと思っても、結局は力ずくでこうなってしまう。
加えて、男女の力の差を見せつけるような体位。
獣の形で犯されるのは、羞恥心をひどく煽る。
愛しい者同士だったらそれは一種のスパイスとなり得るが、カガリにとってそれは屈辱でしかなかった。

「ああッ・・!!あんッ・・うあッ!」

先ほどの窮屈さは嘘のように、大量に溢れ出る蜜で滑りのよくなった膣を、男根が勢いよく出入りするたびに、耳を塞ぎたくなる様ないやらしい粘着音が部屋に響く。
身体が熱くて堪らなくて、カガリはその熱を放出するように必死に喘ぐ。
体内に熱が溜まっていくと最後はどうなるか、散々アスランに教えられてきたのだ。

「くっ・・」

そんなカガリの必死な抵抗をねじ伏せるかのように、アスランがぐっとカガリの腰を引き寄せた。
肉棒がぐぐっと奥まで潜り込み、ぶるりと震え、そのまま爆発する。

「うっ・・いやああああ――――!!!!」

体内に積み重なった熱に、注ぎ込まれる白濁液の熱さが加わって、カガリの脳髄を焼き尽した。

「う・・うああ・・」

絶頂の波が収まらず、はあはあと浅い息を繰り返すカガリを、アスランは抱き起した。
未だに秘部に埋まったままの肉棒が膣壁に擦れて、カガリが小さく呻く。

「は・・なせ・・」

胡坐をかいたアスランの上に降ろされて、カガリが身を揺するも、絶頂を迎えたばかりの身体に力は入らない。
雄はすでに復活し、膣をぎっちりと圧迫していた。
アスランはカガリの抵抗を無視して、ぐっと背中を引き寄せる。
さらには膝裏に手を回し、そのまま持ち上げた。

「いっ・・嫌だ!!こんな恰好・・放せっ!やめろ!!」

股を大きく開かされ秘部を曝け出す格好に、どこか漂っていたカガリの意識が完全に覚醒した。
首を左右に激しく振って足をばたつかせ、何とかアスランの拘束から逃れようとするも、アスランは無情にもそのまま律動を開始する。

「いやっ!!いやだいやだァ―――!!」

あまりにも恥ずかしい恰好で揺さぶられ、カガリは泣き叫ぶ。
それは先ほどの後背位とは比べ物にならなかった。
恥ずかしくて死んでしまいたい。
皮肉なことにそう思えば思うほど、自分の今の格好を意識してしまい、銜え込まされた肉棒の感覚がよりはっきりしてしまう。
両膝を持ち上げられ、カガリの身体の重みは結合部に集中し、肉棒の上に沈みこまされる。

「ああっ!駄目ッ・・いやあああ・・!」

アスランの根本に、溢れ出る蜜がとろとろと垂れていく。
心はどんなに彼を拒否しても、彼によって快楽を教え込まれた身体は、容易に反応してしまう。
それが悔しくて、何とか耐えようとするも、アスランはカガリを着実に追い詰めていく。

「捕虜にしたオーブ兵の前で、抱いてやろうか・・」

「え・・」

揺さぶられながら、アスランに耳元で囁かれた言葉を、カガリはすぐに理解できなかった。

「こんな風に・・どう?カガリ・・」

「あ・・・」

内部をずくりと抉られて、びくりと身体を痙攣させながら、悪夢のような光景が脳裏に浮かんだ。
オーブ兵のまえで・・こいつに・・

「オーブの姫はプラントの皇子に、こんな風に好きにされてますって・・教えて・・あげようか・・」

「いやだ―――――――――――――!!」

膣を串刺しにする肉棒が震えて、再び熱い飛沫が迸り、絶望のなかでカガリの意識が再び弾けた。












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