アスランはいつも優しい瞳で私を見つめていた。
それは、私を包み込んでくれるような翡翠色の瞳。
だから、アスランの傍にいるときは無条件で安心できた。
アスランが私を守ってくれているような気がしたから。
そう、アスランは私を大切に大切にしてくれていた。
それなのに、何故?
これは一体何なのだろうか。
何故こんなことになっているのだろうか。
これは、悪い夢なのか?
なら、お願いだから、早く醒めて欲しい。









「あっ・・!あっ・・んっ・・嫌っ・・だ!アス・・やめ・・!」

アスランのベッドの上でカガリは木の葉のように揺れていた。
激しい揺さぶりに合わせてギシギシと彼のベッドが軋む。
何度やめてと言ってもアスランは辞めてはくれない。
雄が勢いよく出入りするたびにカガリの膣には痛みが走る。

「アスラ・・!痛っい・・くあっ!」

アスランの動きに翻弄され、それでも痛みに耐えていると、不意にカガリを抱きしめる彼の身体がぶるりと震え、一層深く抱きこめられた。

「っく・・カガリ・・!!!」

「あっ・・・?ああっ―――――――――!!」

カガリの最奥にぐいっと彼の肉棒がねじ込まれた瞬間、熱い飛沫が迸った。
熱い液体が身体の奥深くに勢いよく叩きつけられる未知の感覚。

「あっ・・・あっ・・・」

その感覚にカガリの身体がびくびくと痙攣する。
カガリはアスランの吐き出す欲望を最奥で受け止めさせられた。
やがて肉棒から吐き出される液体の勢いが衰えて、二人の震えも収まっていく。
静寂を取り戻した部屋で聞こえるのは、雨音と二つの荒い呼吸音。

(終わった・・のか・・?)

そう感じたカガリの身体から力がゆっくりと抜けていく。
二人はしばらくの間、動きを止めたまま荒く呼吸をしていたが、不意に身体の奥で感じた雄の変化にカガリの身体がビクリと跳ねた。
未だにカガリの内部に埋まったままの肉棒が、固さを取り戻したのだ。

「ひっ・・?!あ・・」

驚いたカガリはアスランを見やるも、そこにあったのは妖しく光る翡翠色の瞳。

「まだだ・・カガリ・・」

「まさか・・お前・・嫌だ!!もう絶対に嫌だ!!」

カガリは首を左右に激しく振る。
解放されると思っていたのに、またあれをもう一度なんて、考えたくもなかった。

「駄目だ・・俺が満足するまで・・。それが君の役目だ」

「いやっ!!・・ああっ・・あ・・」

再び始まった激しい責めからカガリがやっと解放されたのは、自らの意識を手放したときだった。











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