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私が降谷さんの部屋にトリップしたあの夜から、かれこれ一週間が経過している。
あの夜、突如バーボンが降臨。突然のハニートラップに私の頭はキャパオーバー。
どうやらそのまま気を失ってしまったらしい。
目が覚めたら、降谷さんのベッドに寝かされていて、もうお昼過ぎだった。
降谷さんの覚悟しろよ発言により、私はかなり身構えていた。決して期待していた訳ではない。
それがなんということか。あの夜私の頭を撫で、甘い言葉をささやき、髪にキスをしたバーボンはどこへ行ってしまったのか。あれから一度もそういったハニートラップ的なことがないではないか。
念のためもう一度言うが、断じて期待していた訳ではない。
バーボンに迫れられたら、命令されるままに全てをゲロってしまいそうだったので、正直なところホッとしていた。
降谷さんに取引を持ち掛けたあの夜から、一週間。
降谷さんの情報を口外しない、知っている情報を教える(私が言いたくないことは言わなくてもいい)代わりに、降谷さんは私に衣食住を提供する。
今のところ私は降谷さんに何の情報も教えていないし、もちろん降谷さんの情報を外部に漏らすようなこともしていない。
まぁ、この先も絶対に漏らすつもりはないのだが。
そして降谷さんだが、初対面したときは殺気が凄かったが、それ以降は案外普通で、まだまだ警戒はされているが、世話焼きな性格なのか、なんというか、至れり尽くせりなのだ。
朝は降谷さんに起こされ、降谷さんの作ったおいしい朝食を食べ、仕事があれば降谷さんは出掛けるのだが、なんと私の昼食を作って置いていってくれる。そして、夜も帰ってくると夕食を作ってくれる。
しかも、申し訳ないことにベッドまで譲って頂いた。私は、ソファーでいいと言ったのだか、いくら怪しい人間でも一応女性なので。と聞いてもらえなかった。さすが降谷さん、紳士だ。
さすがに忙しい彼にここまでしてもらうのは申し訳なくなり、一度、この家の家事や降谷さんがいない時に自分で食べる食事くらいは自分で用意すると申し出たのだが、色々あって、たった1日で却下になった。
ちなみに今の時刻は午後6時だが、降谷さんは朝から本庁に行っていてまだ帰ってきていない。
はぁ...
これで何度目か分からないため息をついて、自身の胸元で揺れるネックレスを見た。
空色の小さな宝石がついたそれは、キラキラと光を反射して綺麗で、まるで降谷さんの瞳のようだ。
これはトリップした次の日に降谷さんから渡されたものだが、決して好意や愛のあるプレゼントではない。
所謂、私の首輪なのだ。
この宝石の部分が、GPS付きの盗聴器になっており、私が勝手にこの部屋から出て何処かへ行こうものなら、即刻降谷さんのスマホへ連絡がいくようになっている。
さらに、ネックレスには体温感知機能とやらも付いていて、勝手に外すとこれまた降谷さんと、ついでに公安の降谷班の皆様へ緊急連絡がいき、すぐにこのアパート周辺に包囲網が張られるらしい。
身につけたままお風呂に入っても大丈夫との事なので、本当に24時間、365日何をしていても監視されている。
なので、この宝石が降谷さんの瞳のようだというのは我ながら言い得て妙だと思う。
はぁ…
もう一度ため息をついて、お風呂を沸かそうと立ち上がった。
「降谷さん、早く帰ってこないかな」
あの夜、突如バーボンが降臨。突然のハニートラップに私の頭はキャパオーバー。
どうやらそのまま気を失ってしまったらしい。
目が覚めたら、降谷さんのベッドに寝かされていて、もうお昼過ぎだった。
降谷さんの覚悟しろよ発言により、私はかなり身構えていた。決して期待していた訳ではない。
それがなんということか。あの夜私の頭を撫で、甘い言葉をささやき、髪にキスをしたバーボンはどこへ行ってしまったのか。あれから一度もそういったハニートラップ的なことがないではないか。
念のためもう一度言うが、断じて期待していた訳ではない。
バーボンに迫れられたら、命令されるままに全てをゲロってしまいそうだったので、正直なところホッとしていた。
降谷さんに取引を持ち掛けたあの夜から、一週間。
降谷さんの情報を口外しない、知っている情報を教える(私が言いたくないことは言わなくてもいい)代わりに、降谷さんは私に衣食住を提供する。
今のところ私は降谷さんに何の情報も教えていないし、もちろん降谷さんの情報を外部に漏らすようなこともしていない。
まぁ、この先も絶対に漏らすつもりはないのだが。
そして降谷さんだが、初対面したときは殺気が凄かったが、それ以降は案外普通で、まだまだ警戒はされているが、世話焼きな性格なのか、なんというか、至れり尽くせりなのだ。
朝は降谷さんに起こされ、降谷さんの作ったおいしい朝食を食べ、仕事があれば降谷さんは出掛けるのだが、なんと私の昼食を作って置いていってくれる。そして、夜も帰ってくると夕食を作ってくれる。
しかも、申し訳ないことにベッドまで譲って頂いた。私は、ソファーでいいと言ったのだか、いくら怪しい人間でも一応女性なので。と聞いてもらえなかった。さすが降谷さん、紳士だ。
さすがに忙しい彼にここまでしてもらうのは申し訳なくなり、一度、この家の家事や降谷さんがいない時に自分で食べる食事くらいは自分で用意すると申し出たのだが、色々あって、たった1日で却下になった。
ちなみに今の時刻は午後6時だが、降谷さんは朝から本庁に行っていてまだ帰ってきていない。
はぁ...
これで何度目か分からないため息をついて、自身の胸元で揺れるネックレスを見た。
空色の小さな宝石がついたそれは、キラキラと光を反射して綺麗で、まるで降谷さんの瞳のようだ。
これはトリップした次の日に降谷さんから渡されたものだが、決して好意や愛のあるプレゼントではない。
所謂、私の首輪なのだ。
この宝石の部分が、GPS付きの盗聴器になっており、私が勝手にこの部屋から出て何処かへ行こうものなら、即刻降谷さんのスマホへ連絡がいくようになっている。
さらに、ネックレスには体温感知機能とやらも付いていて、勝手に外すとこれまた降谷さんと、ついでに公安の降谷班の皆様へ緊急連絡がいき、すぐにこのアパート周辺に包囲網が張られるらしい。
身につけたままお風呂に入っても大丈夫との事なので、本当に24時間、365日何をしていても監視されている。
なので、この宝石が降谷さんの瞳のようだというのは我ながら言い得て妙だと思う。
はぁ…
もう一度ため息をついて、お風呂を沸かそうと立ち上がった。
「降谷さん、早く帰ってこないかな」