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現在の時刻は午前3時半、こんな事が起こらなければぐっすり寝ている時間だ。
私は拘束を解かれ、ダイニングテーブルの椅子に腰かけている。
すぐ横の台所では、降谷さんがこんな私のためにお茶を入れて下さっている。
「どうぞ」
「あ、どうも...」
ティーカップから湯気が立ち、ミルクティーの甘い匂いがする。
降谷さんの紅茶だ!このまま永久保存したい!!
でも、せっかく入れてくれたのだからと、いただきますをしてカップに口をつける。
「...おいしい」
「それは、良かった」
相変わらず降谷さんは降谷さんの口調のままだが、拘束されていた時に比べれば殺気が出てないだけ大分マシだ。険しい顔はしているけど、そんな降谷さんも素敵だから問題ない。
「あの、本当にここにいていいんですか?」
「さっきまで俺を脅していたくせに、今は随分弱気だな」
今降谷さん、フッ...って笑った!かっこよすぎて鼻血出そう...私ここに一緒に住むんだよね?え、大丈夫か私...
「それはまあ、まさか降谷さんがOKしてくれるとは思わなかったといいますか...」
「一つ言っておくが、俺は君を信じた訳じゃない。ただ、君の言う情報とやらも気になるし、ここに置いておけば堂々と君を監視できる。だから取引に応じたまでだ」
「監視...」
「何か文句でもあるのか」
「文句なんて滅相もないです!降谷さんの監視ならもう24時間、365日いつでもオールオーケーです」
「...とにかく、しばらくは君はこの部屋から出るのは禁止だ。それから、色々と知っていることを吐いてもらう。俺の役に立つと言ったのは君だからな。覚悟しておけよ」
そう言って足を組んでカップに口をつける降谷さんは、絵になりすぎるぐらいにかっこよくて、私は降谷さんに口をつけてもらえるカップになりたい。
そんなかっこいい降谷さんに、覚悟しておけよ。なんて言われたら、もう私は情報を吐くどころか違うものまでゲロってしまいそうだ。
しかし実を言うと情報というほどの情報はないのだ。映画とか、降谷さんが出てるとこは何度も見ているが、原作は全部読んでる訳じゃなし、うろ覚えなところも多い。それに、時間軸が分からないから、いつ事件が起こるとかは、はっきりとは分からない。
「降谷さん。私は全ての情報を教えるとは言ってませんよ。私が必要だと思えば教えると言ったんです。なので、いつ何の情報を教えるかは私が決めます」
ヒェッ⁉カップをソーサーへ戻して目線を降谷さんへ移すと、降谷さんの眉間がこれでもかというほど、深い深い皺を刻んでいた。
「ホゥ...それでは、こうしましょう。僕は、あなたから情報を聞き出そうとします。それに対してあなたは抵抗して下さい。もちろん僕も手段は選びませんので、せいぜいあなたも頑張って下さいね。なまえさん」
えっまさかのバーボン?まさかのハニートラップ⁉そして、ずっとお前とか君とかだったのが、ここにきていきなり名前呼び⁉
しかも、まあ無理でしょうけどってボソッと言ったの聞こえてるからね?いや、私もそう思いますけどね?
え、え、なに?降谷さん立ち上がって近づいてきたんですけど。
「え、あの、ちょっと?降谷さん?」
降谷さんの大きな温かい手が私の頭を撫でている。そして、降谷さんは私の胸程まである髪を一房掬い、目を閉じて、そこへ唇を寄せているではないか。
きっと私は、誰が見ても分かるくらい耳の先まで真っ赤になっているだろう。
「こんなことで真っ赤になるなんて、なまえさんはかわいいですね。これからが楽しみだ」
降谷さんの、いや、バーボンの綺麗すぎる微笑みを最後に私の意識はシャットダウンした。
私は拘束を解かれ、ダイニングテーブルの椅子に腰かけている。
すぐ横の台所では、降谷さんがこんな私のためにお茶を入れて下さっている。
「どうぞ」
「あ、どうも...」
ティーカップから湯気が立ち、ミルクティーの甘い匂いがする。
降谷さんの紅茶だ!このまま永久保存したい!!
でも、せっかく入れてくれたのだからと、いただきますをしてカップに口をつける。
「...おいしい」
「それは、良かった」
相変わらず降谷さんは降谷さんの口調のままだが、拘束されていた時に比べれば殺気が出てないだけ大分マシだ。険しい顔はしているけど、そんな降谷さんも素敵だから問題ない。
「あの、本当にここにいていいんですか?」
「さっきまで俺を脅していたくせに、今は随分弱気だな」
今降谷さん、フッ...って笑った!かっこよすぎて鼻血出そう...私ここに一緒に住むんだよね?え、大丈夫か私...
「それはまあ、まさか降谷さんがOKしてくれるとは思わなかったといいますか...」
「一つ言っておくが、俺は君を信じた訳じゃない。ただ、君の言う情報とやらも気になるし、ここに置いておけば堂々と君を監視できる。だから取引に応じたまでだ」
「監視...」
「何か文句でもあるのか」
「文句なんて滅相もないです!降谷さんの監視ならもう24時間、365日いつでもオールオーケーです」
「...とにかく、しばらくは君はこの部屋から出るのは禁止だ。それから、色々と知っていることを吐いてもらう。俺の役に立つと言ったのは君だからな。覚悟しておけよ」
そう言って足を組んでカップに口をつける降谷さんは、絵になりすぎるぐらいにかっこよくて、私は降谷さんに口をつけてもらえるカップになりたい。
そんなかっこいい降谷さんに、覚悟しておけよ。なんて言われたら、もう私は情報を吐くどころか違うものまでゲロってしまいそうだ。
しかし実を言うと情報というほどの情報はないのだ。映画とか、降谷さんが出てるとこは何度も見ているが、原作は全部読んでる訳じゃなし、うろ覚えなところも多い。それに、時間軸が分からないから、いつ事件が起こるとかは、はっきりとは分からない。
「降谷さん。私は全ての情報を教えるとは言ってませんよ。私が必要だと思えば教えると言ったんです。なので、いつ何の情報を教えるかは私が決めます」
ヒェッ⁉カップをソーサーへ戻して目線を降谷さんへ移すと、降谷さんの眉間がこれでもかというほど、深い深い皺を刻んでいた。
「ホゥ...それでは、こうしましょう。僕は、あなたから情報を聞き出そうとします。それに対してあなたは抵抗して下さい。もちろん僕も手段は選びませんので、せいぜいあなたも頑張って下さいね。なまえさん」
えっまさかのバーボン?まさかのハニートラップ⁉そして、ずっとお前とか君とかだったのが、ここにきていきなり名前呼び⁉
しかも、まあ無理でしょうけどってボソッと言ったの聞こえてるからね?いや、私もそう思いますけどね?
え、え、なに?降谷さん立ち上がって近づいてきたんですけど。
「え、あの、ちょっと?降谷さん?」
降谷さんの大きな温かい手が私の頭を撫でている。そして、降谷さんは私の胸程まである髪を一房掬い、目を閉じて、そこへ唇を寄せているではないか。
きっと私は、誰が見ても分かるくらい耳の先まで真っ赤になっているだろう。
「こんなことで真っ赤になるなんて、なまえさんはかわいいですね。これからが楽しみだ」
降谷さんの、いや、バーボンの綺麗すぎる微笑みを最後に私の意識はシャットダウンした。