小説設定
刀剣乱舞 / ブラック本丸
これは──
誰も知らない
とあるブラック本丸のお話。
この本丸では、主が5回も、所謂ブラックだった。だからこそほぼ全員が、堕ちかけか堕ちている、そんな本丸だった。
一人目は無茶な出陣を続ける戦闘狂な主。明石国行を出陣させ刀剣破壊、保護者を無理に出陣させ破壊された事に耐え切れず、愛染国俊がその審神者を真っ二つにした。
二人目は無茶な出陣こそしないが手入れを全くしない。出陣はさせるが傷はそのままだった、無論資源はあるのにだ。可愛がってくれないのならと、初期刀だった加州清光が主の首を跳ねた。
三人目の主は夜伽を命じてくる。そして気に入らない刀剣、主に短刀は閉じ込めたりして視界にいれないようにした。沢山の弟達を閉じ込められた一期一振は弟達を助ける為に刃を振るった。
この時点で刀剣達は人間を信用出来なくなった。
四人目の審神者は、兎に角レア刀が大好き。レア刀を手に入れる為に他の刀を無理に出陣させたりする、手に入れられなかったらひたすら罵る。この主は美しくなく醜いと歌仙兼定が主を斬った。
五人目の主は酒癖が悪いのにも関わらず、毎日酒を飲み刀剣達を痛み付ける。理不尽に暴力をふるい、そして刀剣を自らの手で折ったりは当たり前。ある日の夜、闇堕ちしかけてる鶴丸国永が『死という驚きも大切だろ?』と主を闇討ちした。
次の主は普通だった…普通だったのだがもうこの本丸は手遅れだった。中に入るなり殺した。
それが延々と続いた。
今日は何度目かもわからないが新しい主がまた来る日。兄弟や仲間を、これ以上墜ちさせないように真面目刀剣の一人が待機している。
申し訳ないが、悠々と中に入った瞬間、審神者が痛みに気付く前に首を跳ねてしまおう。
そう決めていた。
ところがそんな気も一瞬で失せる出来事があった。
審神者は自分で歩いて中に入ったのではない、政府によって塀の外から投げ入れられたのだ。
地面に衝突、血を吐き出し、声にならない悲鳴をあげていた。服はボロボロ、服の隙間から見える皮膚には傷跡があり、いくつかの打撲痕も見えた。口元からは落ちた時に切れたのか、血が顎まで伝っている。
そして刀剣と目があうなり、縋るように、掠れた声で呟いた。
『お願い…だから……“バケモノ“な…私を……………殺し…て下さ……』
そう、この主が既に闇堕ちかけていて死を願っているのだ。
この審神者、生まれつき不老不死と決して死ねない能力を持っている。怪我をしてもたちまち治っていく、そして痕も残らない、数日すれば消えていく。他にも触る物の傷を癒やしたり、瘴気を澄んだ空気に戻したり悪霊を祓えたり、普通の人間ではない。
そしてそんな彼女が闇堕ちしかけている理由
それは昔、とある少女との出会いから始まった。
審神者の小さい頃、孤児だったにも関わらず一人の少女と友達だった。とても二人は仲が良く、その少女が審神者に名前をつける程だった。だが不幸にもその少女は死んでも可笑しくない大怪我を負ってしまった、審神者は死なせたくなくて少女の手を握りながら「お願いだから死なないで」そう祈った。するとたちまち少女の傷は癒えていった。
これだけ聞くといい話だが村の人はそれを恐れた。
ただ怪我をした人の傷を治しただけなのに、人と違うからとバケモノ扱いされ始めた。それが数百年続き、当然心だけは人間だったつもりの審神者は病んでいく。
そんなある日、政府に「審神者にならないか?君の能力はきっと役立つ事ができる」と優しく声をかけられた。優しくされたのは初めてで、よくわからないけど審神者になる事を決めた。
これがいけなかったのだ。
政府も審神者を『人』として見ちゃいなかった。『化け物』として見ている。
そう、政府からブラックだったのだ。
『死なない』からと彼女に回される本丸は全部『ブラック』本丸。何度も斬られたが、彼女の仕事は出陣をさせたりする普通の審神者とは違い、ブラック本丸を立て直す事。
それを何十年も繰り返したが故に心はすっかり疲れ切ってしまった…
刀剣に傷付けられても呻き声をあげるだけで抵抗も何もしない、何なら「君の気がそれで済むならいいよ」と許可をする。やらないといけない事を機械の如くただ淡々とこなしていく、そして時折「疲れた」だの「早く死ねないかな」「死にたい」と不穏な台詞を吐く。
そんな堕ちかけたり堕ちてる、ほんの数振りの真面目な刀剣がいる本丸と、堕ちかけていて生きる事すら拒んでいる不老不死の審神者さんとの物語
ん?人間じゃない不老不死の審神者は結局何者何だって?
…『カミサマ』だよ。
天目一箇神、要するに刀鍛冶の。
審神者自身もその事実は知らないケドね。
資料室の本のページを探せば──
もしかしたら彼女によく似た姿が載っているかもね
───
はい、暗いお話ですいません。
何でしょうこの話の筋は。
すっかり生きる意欲を無くしてしまった審神者を見過ごせず世話をする、近侍となった刀剣の話…?でしょうか
一応愛を芽生えさせるもよし、審神者さんを闇落ちの状況から正常に戻そうと奮闘するもよし、そんなお話となっております。
募集は刀剣男士
募集する刀剣は決まっておらず、お相手様が出来る刀剣です。
条件とすればイベントでしか入手出来ない伽羅です。
まぁ、わからないと思うのでこの伽羅で大丈夫ですか?と聞いていただければなと思います。
基本誰でも大丈夫ですけどね。
強いて言うなら下記の6振りは優遇です。
・へし切り長谷部 (初鍛刀)
・明石国行 (2振目以降)
・亀甲貞宗
・三日月宗近
・加州清光 (初期刀)
・薬研藤四郎
以上6振り、勿論この6振り以外でも歓迎です。上記は極かしててもしてなくても構いません。
後、明石国行だけは一度刀剣破壊している為絶対2振り目以降です。加州と長谷部は初と書いていますが、この本丸で最初に出たってだけなので二振目以降でも構いません。
上記では真面目と書いていましたが、心が少し病んでたり堕ちかけていても大丈夫です。
審神者は、刀剣の傷を癒やしたり、瘴気を綺麗にしたり、壊れた物の時間を元に戻したり死ねなかったりと特殊です。
理由は一応神だから。刀の神だけど、別に知識はなくて構いません。
生まれたときに魂が分裂、天目一箇神という存在が2つになった。
同じ神が二人もいたら混乱する、それを理由にそのうち一人を現世に下ろし、自身を人間だと思い込ませた。
つまり現世に下ろされたその内一人が審神者です。其処からずっと現世で過ごしていたし、人間だと思うように催眠をかけられていたので、本人も自分が神という自覚はないです。まぁ、今は人間じゃなく自分を化け物だと思い込んでいますけどね。
後、刀鍛冶の神という事もあり堕ちた刀を堕ちる前に戻す事も出来ます。何秒間か触れ、霊力を浴びされればどんな刀剣も堕ちた状態から正常に戻れます。
注意事項
・裏は恋愛有りなら有
・プロフィール確認必須
・ロルは200~1500迄
・一対一の也で複数也ではありません
・提供の刀を書くときに極とかそういうのも記載して下さい。
〈 記載して欲しい事 〉
・提供の刀
・ロルの平均
・プロフィールの合言葉
それでは良縁願って・:*:
これは──
誰も知らない
とあるブラック本丸のお話。
この本丸では、主が5回も、所謂ブラックだった。だからこそほぼ全員が、堕ちかけか堕ちている、そんな本丸だった。
一人目は無茶な出陣を続ける戦闘狂な主。明石国行を出陣させ刀剣破壊、保護者を無理に出陣させ破壊された事に耐え切れず、愛染国俊がその審神者を真っ二つにした。
二人目は無茶な出陣こそしないが手入れを全くしない。出陣はさせるが傷はそのままだった、無論資源はあるのにだ。可愛がってくれないのならと、初期刀だった加州清光が主の首を跳ねた。
三人目の主は夜伽を命じてくる。そして気に入らない刀剣、主に短刀は閉じ込めたりして視界にいれないようにした。沢山の弟達を閉じ込められた一期一振は弟達を助ける為に刃を振るった。
この時点で刀剣達は人間を信用出来なくなった。
四人目の審神者は、兎に角レア刀が大好き。レア刀を手に入れる為に他の刀を無理に出陣させたりする、手に入れられなかったらひたすら罵る。この主は美しくなく醜いと歌仙兼定が主を斬った。
五人目の主は酒癖が悪いのにも関わらず、毎日酒を飲み刀剣達を痛み付ける。理不尽に暴力をふるい、そして刀剣を自らの手で折ったりは当たり前。ある日の夜、闇堕ちしかけてる鶴丸国永が『死という驚きも大切だろ?』と主を闇討ちした。
次の主は普通だった…普通だったのだがもうこの本丸は手遅れだった。中に入るなり殺した。
それが延々と続いた。
今日は何度目かもわからないが新しい主がまた来る日。兄弟や仲間を、これ以上墜ちさせないように真面目刀剣の一人が待機している。
申し訳ないが、悠々と中に入った瞬間、審神者が痛みに気付く前に首を跳ねてしまおう。
そう決めていた。
ところがそんな気も一瞬で失せる出来事があった。
審神者は自分で歩いて中に入ったのではない、政府によって塀の外から投げ入れられたのだ。
地面に衝突、血を吐き出し、声にならない悲鳴をあげていた。服はボロボロ、服の隙間から見える皮膚には傷跡があり、いくつかの打撲痕も見えた。口元からは落ちた時に切れたのか、血が顎まで伝っている。
そして刀剣と目があうなり、縋るように、掠れた声で呟いた。
『お願い…だから……“バケモノ“な…私を……………殺し…て下さ……』
そう、この主が既に闇堕ちかけていて死を願っているのだ。
この審神者、生まれつき不老不死と決して死ねない能力を持っている。怪我をしてもたちまち治っていく、そして痕も残らない、数日すれば消えていく。他にも触る物の傷を癒やしたり、瘴気を澄んだ空気に戻したり悪霊を祓えたり、普通の人間ではない。
そしてそんな彼女が闇堕ちしかけている理由
それは昔、とある少女との出会いから始まった。
審神者の小さい頃、孤児だったにも関わらず一人の少女と友達だった。とても二人は仲が良く、その少女が審神者に名前をつける程だった。だが不幸にもその少女は死んでも可笑しくない大怪我を負ってしまった、審神者は死なせたくなくて少女の手を握りながら「お願いだから死なないで」そう祈った。するとたちまち少女の傷は癒えていった。
これだけ聞くといい話だが村の人はそれを恐れた。
ただ怪我をした人の傷を治しただけなのに、人と違うからとバケモノ扱いされ始めた。それが数百年続き、当然心だけは人間だったつもりの審神者は病んでいく。
そんなある日、政府に「審神者にならないか?君の能力はきっと役立つ事ができる」と優しく声をかけられた。優しくされたのは初めてで、よくわからないけど審神者になる事を決めた。
これがいけなかったのだ。
政府も審神者を『人』として見ちゃいなかった。『化け物』として見ている。
そう、政府からブラックだったのだ。
『死なない』からと彼女に回される本丸は全部『ブラック』本丸。何度も斬られたが、彼女の仕事は出陣をさせたりする普通の審神者とは違い、ブラック本丸を立て直す事。
それを何十年も繰り返したが故に心はすっかり疲れ切ってしまった…
刀剣に傷付けられても呻き声をあげるだけで抵抗も何もしない、何なら「君の気がそれで済むならいいよ」と許可をする。やらないといけない事を機械の如くただ淡々とこなしていく、そして時折「疲れた」だの「早く死ねないかな」「死にたい」と不穏な台詞を吐く。
そんな堕ちかけたり堕ちてる、ほんの数振りの真面目な刀剣がいる本丸と、堕ちかけていて生きる事すら拒んでいる不老不死の審神者さんとの物語
ん?人間じゃない不老不死の審神者は結局何者何だって?
…『カミサマ』だよ。
天目一箇神、要するに刀鍛冶の。
審神者自身もその事実は知らないケドね。
資料室の本のページを探せば──
もしかしたら彼女によく似た姿が載っているかもね
───
はい、暗いお話ですいません。
何でしょうこの話の筋は。
すっかり生きる意欲を無くしてしまった審神者を見過ごせず世話をする、近侍となった刀剣の話…?でしょうか
一応愛を芽生えさせるもよし、審神者さんを闇落ちの状況から正常に戻そうと奮闘するもよし、そんなお話となっております。
募集は刀剣男士
募集する刀剣は決まっておらず、お相手様が出来る刀剣です。
条件とすればイベントでしか入手出来ない伽羅です。
まぁ、わからないと思うのでこの伽羅で大丈夫ですか?と聞いていただければなと思います。
基本誰でも大丈夫ですけどね。
強いて言うなら下記の6振りは優遇です。
・へし切り長谷部 (初鍛刀)
・明石国行 (2振目以降)
・亀甲貞宗
・三日月宗近
・加州清光 (初期刀)
・薬研藤四郎
以上6振り、勿論この6振り以外でも歓迎です。上記は極かしててもしてなくても構いません。
後、明石国行だけは一度刀剣破壊している為絶対2振り目以降です。加州と長谷部は初と書いていますが、この本丸で最初に出たってだけなので二振目以降でも構いません。
上記では真面目と書いていましたが、心が少し病んでたり堕ちかけていても大丈夫です。
審神者は、刀剣の傷を癒やしたり、瘴気を綺麗にしたり、壊れた物の時間を元に戻したり死ねなかったりと特殊です。
理由は一応神だから。刀の神だけど、別に知識はなくて構いません。
生まれたときに魂が分裂、天目一箇神という存在が2つになった。
同じ神が二人もいたら混乱する、それを理由にそのうち一人を現世に下ろし、自身を人間だと思い込ませた。
つまり現世に下ろされたその内一人が審神者です。其処からずっと現世で過ごしていたし、人間だと思うように催眠をかけられていたので、本人も自分が神という自覚はないです。まぁ、今は人間じゃなく自分を化け物だと思い込んでいますけどね。
後、刀鍛冶の神という事もあり堕ちた刀を堕ちる前に戻す事も出来ます。何秒間か触れ、霊力を浴びされればどんな刀剣も堕ちた状態から正常に戻れます。
注意事項
・裏は恋愛有りなら有
・プロフィール確認必須
・ロルは200~1500迄
・一対一の也で複数也ではありません
・提供の刀を書くときに極とかそういうのも記載して下さい。
〈 記載して欲しい事 〉
・提供の刀
・ロルの平均
・プロフィールの合言葉
それでは良縁願って・:*: