第8話
翌朝、サトシたちはアロエに再挑戦するためシッポウジムへ赴いていた。
昨日はかなり鍛えたのだろう。サトシの顔は自信に満ち溢れており、それを感じ取ったアロエはヨーテリーではなく進化系のハーデリアをボールから出す。
アイリスは疑問に思っていたが、アロエはきっとサトシの力を引き出すには、ヨーテリーよりもハーデリアの方が良いと判断したのだろう。
サトシは一昨日と同じ挑戦者側のバトルフィールドへ移動すると、ポカブの入ったボールを宙へ投げた。彼の気合いに呼応するかのごとく、フィールドへ出たポカブは鼻から炎を出してハーデリアを威嚇する。
「いくぞポカブ! 火の粉だ!」
「ハーデリア、守る!」
前回より格段に威力の上がった火の粉がハーデリアへ攻撃するも、ハーデリアの生み出す障壁で防がれる。
だが、その焔の粉塵の威力を目にしたサニワは、今回は勝機がありと確信した。あとはサトシの采配次第だ。膝の上に乗ったピカチュウを優しい手つきで撫でながら、勝負の行く末を見守り続けた。
その後、ハーデリアのシャドーボールが連続で襲いかかるが、素早い動きで避けていく。一つだけ直撃しそうになったが、サトシの機転でシャドーボールを火の粉で掻き消した。
ポカブは体当たりで突進していく。その様はまさに猪突猛進の勢いで、前回よりも素早さが上がっているのが一目瞭然だ。だがその攻撃が当たることはなかった。
ハーデリアは吠えるで強制的に交代させ、ミジュマルをバトルフィールドへ引っ張り出す。
アロエはミルホッグと交代させ、黒い眼差しで交代できなくさせた。同じ戦法にかかってしまったが、以前とは異なりサトシはあまり動揺する素振りを見せていない。
ポカブ同様ミジュマルも鍛え上げたのだろう。タイプ一致の水物理技、シェルブレードがミルホッグに決まった。
「ほう。ミジュマルもスピードが上がっているね」
「新しい技を見せてやれ! ミジュマル、アクアジェットだ!」
全身に水を纏い、猛スピードでミルホッグへ突っ込んでいく。しかしミルホッグに当たる直前、軌道が急に逸れて明後日の方向へ向かっていった。
もう一度サトシはアクアジェットの指示を下すも、またしても軌道が逸れてミルホッグに当たらない。
どうしてアクアジェットが当たらないのだろうか、とサニワがミジュマルを凝視すると、彼の瞳が固く閉ざされているように見えた。
「……あの子、目、閉じる。……見える、できない……当たらない」
「まさか! ミジュマルは水タイプのポケモンよ?」
「さすがに水タイプのポケモンが水中で目が開けられないなんて話、聞いたことがないよ。確かに昨日もアクアジェットが成功するのは少なかったけれど、別の原因じゃないかな」
二人の意見を耳に入れ、さすがに見間違いか、と考えたサニワたちは再びバトルフィールドへ視線を戻した。
昨日はかなり鍛えたのだろう。サトシの顔は自信に満ち溢れており、それを感じ取ったアロエはヨーテリーではなく進化系のハーデリアをボールから出す。
アイリスは疑問に思っていたが、アロエはきっとサトシの力を引き出すには、ヨーテリーよりもハーデリアの方が良いと判断したのだろう。
サトシは一昨日と同じ挑戦者側のバトルフィールドへ移動すると、ポカブの入ったボールを宙へ投げた。彼の気合いに呼応するかのごとく、フィールドへ出たポカブは鼻から炎を出してハーデリアを威嚇する。
「いくぞポカブ! 火の粉だ!」
「ハーデリア、守る!」
前回より格段に威力の上がった火の粉がハーデリアへ攻撃するも、ハーデリアの生み出す障壁で防がれる。
だが、その焔の粉塵の威力を目にしたサニワは、今回は勝機がありと確信した。あとはサトシの采配次第だ。膝の上に乗ったピカチュウを優しい手つきで撫でながら、勝負の行く末を見守り続けた。
その後、ハーデリアのシャドーボールが連続で襲いかかるが、素早い動きで避けていく。一つだけ直撃しそうになったが、サトシの機転でシャドーボールを火の粉で掻き消した。
ポカブは体当たりで突進していく。その様はまさに猪突猛進の勢いで、前回よりも素早さが上がっているのが一目瞭然だ。だがその攻撃が当たることはなかった。
ハーデリアは吠えるで強制的に交代させ、ミジュマルをバトルフィールドへ引っ張り出す。
アロエはミルホッグと交代させ、黒い眼差しで交代できなくさせた。同じ戦法にかかってしまったが、以前とは異なりサトシはあまり動揺する素振りを見せていない。
ポカブ同様ミジュマルも鍛え上げたのだろう。タイプ一致の水物理技、シェルブレードがミルホッグに決まった。
「ほう。ミジュマルもスピードが上がっているね」
「新しい技を見せてやれ! ミジュマル、アクアジェットだ!」
全身に水を纏い、猛スピードでミルホッグへ突っ込んでいく。しかしミルホッグに当たる直前、軌道が急に逸れて明後日の方向へ向かっていった。
もう一度サトシはアクアジェットの指示を下すも、またしても軌道が逸れてミルホッグに当たらない。
どうしてアクアジェットが当たらないのだろうか、とサニワがミジュマルを凝視すると、彼の瞳が固く閉ざされているように見えた。
「……あの子、目、閉じる。……見える、できない……当たらない」
「まさか! ミジュマルは水タイプのポケモンよ?」
「さすがに水タイプのポケモンが水中で目が開けられないなんて話、聞いたことがないよ。確かに昨日もアクアジェットが成功するのは少なかったけれど、別の原因じゃないかな」
二人の意見を耳に入れ、さすがに見間違いか、と考えたサニワたちは再びバトルフィールドへ視線を戻した。