第46話
ミアレシティは着々と復興が進んでおり、時節どこからか工事の音が聞こえてくる。サトシたちはその中を闊歩していた。ただ、目的地はセレナだけが知っている状態だ。
道を進むと広場があり、そこにはきらびやかなステージ会場と、溢れんばかりの観客がベンチに腰を降ろしていた。
その中から、耳に馴染のある声が届く。サトシたちの姿を見て声を掛けたのはプラターヌ博士だ。
「今日はここでパフォーマンス大会だ! セレナくんのアイデアだよ」
「私に出来ること、このくらいしかないから……」
「セレナくんの気持ちが嬉しくてね、ちょっと頑張ってみた。トライポカロンファイナリストとして、どうだい? 会場、気に入ってくれたかな」
そう言ってウインクするプラターヌ博士。本人はちょっと頑張ってみたと謙遜するものの、街が復興に向かう最中に会場を整える準備はかなり難しかっただろう。その努力は計り知れないことが窺えた。
セレナはとても嬉しそうに顔を赤らめ、首を縦に振る。その直後、可愛らしい女の子の声でセレナの名前を呼んだ。
声の主は同じくトライポカロンファイナリストの実力を持つサナだ。傍にはティエルノやトロバ、ショータの姿もある。
「ごめんね! 急に呼び出だしたりして」
「ううん、あたしも力になりたいもん!」
「トロバ! ティエルノ! ショータも‼」
「心配したんですよ、テレビでサトシたちを観て……」
「悪いな、でもピンピンしてるし。サニワももう退院したんだぜ!」
力こぶを作って元気をアピールするサトシは元気いっぱいだ。ちょこっと話題に上がったサニワも、今はプラターヌ博士の研究所で英気を養っているところだ。
プラターヌ博士はサナとセレナへ出演の準備を促すと、壇上へ登って話術で観客たちのボルテージを上げていく。
ステージ衣装へ着替え終わったサナとセレナは、テールナーの火炎放射とフシギソウのソーラービームで会場を彩り、華麗に舞い踊る。
絢爛なステージに観客たちの注目が集まる中、ピカチュウが見つけたのはマノンとアラン、そしてサニワの姿だ。彼らもサトシたちに気付いたようで、こちら側へ駆け寄ってくる。
「アラン、マノン! サニワも!」
「サニワたちも来てたのか!」
「セレナのパフォーマンス初めて見た! とっても素敵だね、ハリさん!」
「りまりま〜!」
「小官も初めて拝見いたしましたが、ポケモンの技をあんなに綺麗に魅せることができるんですね」
ほう、と感歎の吐息を零すサニワ。そのガーネットの瞳はきらきらと輝きを増していて、恍惚としていた。
その傍の木陰で、ひょっこりと顔を出したのはロケット団だ。会場が活気に溢れる最中ピカチュウたちを強奪しようと画策したが、ムサシもドレスアップしてステージへ乱入。ムサヴィとして出場した彼女も、マスタークラス準決勝まで勝ち進んだ猛者だ。
ムサヴィの登場に、会場のボルテージは最高潮に達する。
「ムサヴィさん⁉」
「来てくれたの⁉」
「パフォーマンスあるところに、ムサヴィありよ」
フラべべのムーンフォースとニンフィアのスピードスターが空中で炸裂し、きらきらと桃色と黄色の光が会場を彩る。そして極め付けにパンプジンの種爆弾で、更に輝きと興奮を加速させた。
楽しそうに踊る観客とパフォーマー。会場は活気に溢れ、力に満ちていた。暖かいような。明るいような。まるで火が燃えるような勢いは、留まるところを知らない。
会場の隅で曲に合わせて耳をピコピコと小刻みに動かすところを見るに、サニワもこの陽気な雰囲気を楽しんでいるようだ。
「ねえアラン、サニワさんも! 私たちも踊ろうよ‼」
「りまりーま!」
「え? いや、俺は……それよりも、サニワの世界の歌を披露できるいい機会じゃないか。ちょっと博士に掛け合ってくる」
「え⁉ それはちょっとぉ……!」
逃げるように、否実際サニワを囮にして逃げたのだろう。アランはプラターヌ博士へ掛け合うと言い残し、そそくさとその場を離れた。
その直後にユリーカという最強の幼女に、プラターヌ博士ともども巻き込まれていた。
道を進むと広場があり、そこにはきらびやかなステージ会場と、溢れんばかりの観客がベンチに腰を降ろしていた。
その中から、耳に馴染のある声が届く。サトシたちの姿を見て声を掛けたのはプラターヌ博士だ。
「今日はここでパフォーマンス大会だ! セレナくんのアイデアだよ」
「私に出来ること、このくらいしかないから……」
「セレナくんの気持ちが嬉しくてね、ちょっと頑張ってみた。トライポカロンファイナリストとして、どうだい? 会場、気に入ってくれたかな」
そう言ってウインクするプラターヌ博士。本人はちょっと頑張ってみたと謙遜するものの、街が復興に向かう最中に会場を整える準備はかなり難しかっただろう。その努力は計り知れないことが窺えた。
セレナはとても嬉しそうに顔を赤らめ、首を縦に振る。その直後、可愛らしい女の子の声でセレナの名前を呼んだ。
声の主は同じくトライポカロンファイナリストの実力を持つサナだ。傍にはティエルノやトロバ、ショータの姿もある。
「ごめんね! 急に呼び出だしたりして」
「ううん、あたしも力になりたいもん!」
「トロバ! ティエルノ! ショータも‼」
「心配したんですよ、テレビでサトシたちを観て……」
「悪いな、でもピンピンしてるし。サニワももう退院したんだぜ!」
力こぶを作って元気をアピールするサトシは元気いっぱいだ。ちょこっと話題に上がったサニワも、今はプラターヌ博士の研究所で英気を養っているところだ。
プラターヌ博士はサナとセレナへ出演の準備を促すと、壇上へ登って話術で観客たちのボルテージを上げていく。
ステージ衣装へ着替え終わったサナとセレナは、テールナーの火炎放射とフシギソウのソーラービームで会場を彩り、華麗に舞い踊る。
絢爛なステージに観客たちの注目が集まる中、ピカチュウが見つけたのはマノンとアラン、そしてサニワの姿だ。彼らもサトシたちに気付いたようで、こちら側へ駆け寄ってくる。
「アラン、マノン! サニワも!」
「サニワたちも来てたのか!」
「セレナのパフォーマンス初めて見た! とっても素敵だね、ハリさん!」
「りまりま〜!」
「小官も初めて拝見いたしましたが、ポケモンの技をあんなに綺麗に魅せることができるんですね」
ほう、と感歎の吐息を零すサニワ。そのガーネットの瞳はきらきらと輝きを増していて、恍惚としていた。
その傍の木陰で、ひょっこりと顔を出したのはロケット団だ。会場が活気に溢れる最中ピカチュウたちを強奪しようと画策したが、ムサシもドレスアップしてステージへ乱入。ムサヴィとして出場した彼女も、マスタークラス準決勝まで勝ち進んだ猛者だ。
ムサヴィの登場に、会場のボルテージは最高潮に達する。
「ムサヴィさん⁉」
「来てくれたの⁉」
「パフォーマンスあるところに、ムサヴィありよ」
フラべべのムーンフォースとニンフィアのスピードスターが空中で炸裂し、きらきらと桃色と黄色の光が会場を彩る。そして極め付けにパンプジンの種爆弾で、更に輝きと興奮を加速させた。
楽しそうに踊る観客とパフォーマー。会場は活気に溢れ、力に満ちていた。暖かいような。明るいような。まるで火が燃えるような勢いは、留まるところを知らない。
会場の隅で曲に合わせて耳をピコピコと小刻みに動かすところを見るに、サニワもこの陽気な雰囲気を楽しんでいるようだ。
「ねえアラン、サニワさんも! 私たちも踊ろうよ‼」
「りまりーま!」
「え? いや、俺は……それよりも、サニワの世界の歌を披露できるいい機会じゃないか。ちょっと博士に掛け合ってくる」
「え⁉ それはちょっとぉ……!」
逃げるように、否実際サニワを囮にして逃げたのだろう。アランはプラターヌ博士へ掛け合うと言い残し、そそくさとその場を離れた。
その直後にユリーカという最強の幼女に、プラターヌ博士ともども巻き込まれていた。