第40話
ミアレシティの事件は留まることを知らない。洗脳されたジガルデは発展したミアレの街並みを瓦礫の山へと変えていく。
そのシンボルのプリズムタワーでは、激戦が繰り広げられていた。
フラダリの手持ちであるカエンジシを戦闘不能に追い込んだものの、今度はサトシのオンバーン、そしてルチャブルが地に伏せる。
「これが……この力こそがメガシンカだ! バトルでのみ開花するこの力はまさに闘争本能。普段ポケモンたちが人に飼いならされた中で忘れ去られたものだ! その闘争本能を解放する時、ポケモンは新たな力を手にする‼︎」
「違う! メガシンカとは……!」
「勝者のみが、それを証明できるのだ!」
アランの言葉を上書きするかのように、フラダリは声高に自らの主張を告げる。そしてそれに賛同するかの如く、メガギャラドスは高威力の破壊光線を発射した。
ユリーカは必死に洗脳されたプニちゃんを追いかけていた。平らだった足場は地面から蔦が突き破ったせいで原形を無くし、凸凹が激しい。
ジガルデの周囲からは未だに蔦がうねうねと蠢いており、破壊活動を続けていた。
あまりにも危険過ぎる、自殺行為を見過ごすわけにはいかない。ひとりで必死に追いかけるユリーカを、バシャーモ仮面が制止した。
「待ちなさい‼︎」
「離して‼︎ プニちゃんのとこに行かせて‼︎」
「お嬢ちゃんに何ができる⁉︎」
「プニちゃんを助けるの! あたし、もう離さないって約束したんだもん‼︎」
バシャーモ仮面の制止を振り切り、ユリーカは再びプニちゃんの背中を追いかけた。
一方。ユリーカの兄であるシトロンとシトロイドは、無事パスコードを解読し、最奥部であるバトルフィールドまで到達した。
シトロイドの解析では、手前に二人、奥に一人。奥の機械がメガシンカエネルギーを使用し、ジガルデを洗脳したものだ。
シトロンは即座にエレキフィールドを展開し、電気ショックで下っ端たちを気絶させる。その隙にシトロイドがメインシステムに入り込み、ハッキングしようと躍り出た。
だが。気配に気がついたのか、奥にいた男がシトロンと対峙する。男はフレア団の科学者クセロシキだ。
「ん? おやおや、お邪魔虫が入り込んだみたいゾ。バラたちは何しているゾ」
「……そのシステムでジガルデを操っているんですね!」
「そう、私の発明の結晶ゾ!」
「ポケモンを操ったり街をめちゃくちゃにしたり、皆を不幸にするものを発明とは言いません‼︎ 発明とは、人やポケモンを助けるためのものです‼︎」
「……それで世界が変わると?」
「僕はそう信じています!」
シトロンの言葉を皮切りに、戦闘が開始される。クセロシキはクロバットとカラマネロを繰り出した。
クロバットはエアスラッシュを、カラマネロはサイコカッターを放つ。それらをハリマロンのミサイル針、ホルビーのマッドショットで相殺。
クセロシキがシトロンたちに気を取られている隙に、こっそりと移動したシトロイドはメインシステムに入り込むため、腕の端子を機械へ突き刺した。
ヘリでフラダリラボへの突撃を試みたセレナたち。彼女たちが搭乗しているヘリを、堅い氷の欠片が襲う。青髪が特徴的な女幹部、モミジとマニューラだ。
再度襲う氷の礫を、テールナーとハリさんが、それぞれ火炎放射とミサイル針で迎撃する。だが今度は凍える風で直接ヘリを強襲されてしまい、なかなかヘリが地面に近づけない。
ところが、その凍える風が突如収まった。謎の光線がマニューラを直撃したのである。それを、マノンは良く覚えていた。
「全く……何⁉︎」
「ダイゴさん……!」
「えっ⁉︎ チャンピオン⁉︎」
ホウエン地方チャンピオンの登場に、ムサシの目にハートが浮かび上がる。チャンピオンでイケメンで、その上デボンの御曹司だ。実際メロメロ状態のファンも多い。
ダイゴはメガメタグロスから華麗に地面に下り立つと、コメットパンチの指示を出す。その高威力の技はモミジとマニューラには当たらなかったものの、背後の研究施設を爆発炎上させるには十分過ぎる威力だった。
「フラダリさんにはしてやられたよ。まさか世界を騙していたとはね。サニワちゃんの助言がなければ、そのままうっかり取引をしているところだった」
「騙していただなんて、とんでもない。これは世界を作り替える偉業なの。あの死んだも同然の小娘の言葉なんて放っておいて、協力した方が身のためよ」
「やる気かい? 誰が一番強くて凄いのかって、思い知ることになるよ。それに……僕は今怒っているんだ」
ダイゴが対峙する間、セレナたちは無事飛行機を着陸することができた。だがその間にも、フレア団の下っ端がわらわらと湧いてくる。
「良く来てくれました!」
「ミアレに行く前に、様子を見に来て正解でした」
「既にご存知だと思いますが、中にガラルチャンピオンが……。それに、巨石も」
「えぇ。ここはボクが引き受けます。早く中へ!」
ダイゴに促され、フラダリラボへ突撃を敢行するセレナたち。もちろんも変装しているロケット団も一緒だ。
下っ端たちはヘルガーとニューラをボールから出す。戦いの火蓋が落とされた。
そのシンボルのプリズムタワーでは、激戦が繰り広げられていた。
フラダリの手持ちであるカエンジシを戦闘不能に追い込んだものの、今度はサトシのオンバーン、そしてルチャブルが地に伏せる。
「これが……この力こそがメガシンカだ! バトルでのみ開花するこの力はまさに闘争本能。普段ポケモンたちが人に飼いならされた中で忘れ去られたものだ! その闘争本能を解放する時、ポケモンは新たな力を手にする‼︎」
「違う! メガシンカとは……!」
「勝者のみが、それを証明できるのだ!」
アランの言葉を上書きするかのように、フラダリは声高に自らの主張を告げる。そしてそれに賛同するかの如く、メガギャラドスは高威力の破壊光線を発射した。
ユリーカは必死に洗脳されたプニちゃんを追いかけていた。平らだった足場は地面から蔦が突き破ったせいで原形を無くし、凸凹が激しい。
ジガルデの周囲からは未だに蔦がうねうねと蠢いており、破壊活動を続けていた。
あまりにも危険過ぎる、自殺行為を見過ごすわけにはいかない。ひとりで必死に追いかけるユリーカを、バシャーモ仮面が制止した。
「待ちなさい‼︎」
「離して‼︎ プニちゃんのとこに行かせて‼︎」
「お嬢ちゃんに何ができる⁉︎」
「プニちゃんを助けるの! あたし、もう離さないって約束したんだもん‼︎」
バシャーモ仮面の制止を振り切り、ユリーカは再びプニちゃんの背中を追いかけた。
一方。ユリーカの兄であるシトロンとシトロイドは、無事パスコードを解読し、最奥部であるバトルフィールドまで到達した。
シトロイドの解析では、手前に二人、奥に一人。奥の機械がメガシンカエネルギーを使用し、ジガルデを洗脳したものだ。
シトロンは即座にエレキフィールドを展開し、電気ショックで下っ端たちを気絶させる。その隙にシトロイドがメインシステムに入り込み、ハッキングしようと躍り出た。
だが。気配に気がついたのか、奥にいた男がシトロンと対峙する。男はフレア団の科学者クセロシキだ。
「ん? おやおや、お邪魔虫が入り込んだみたいゾ。バラたちは何しているゾ」
「……そのシステムでジガルデを操っているんですね!」
「そう、私の発明の結晶ゾ!」
「ポケモンを操ったり街をめちゃくちゃにしたり、皆を不幸にするものを発明とは言いません‼︎ 発明とは、人やポケモンを助けるためのものです‼︎」
「……それで世界が変わると?」
「僕はそう信じています!」
シトロンの言葉を皮切りに、戦闘が開始される。クセロシキはクロバットとカラマネロを繰り出した。
クロバットはエアスラッシュを、カラマネロはサイコカッターを放つ。それらをハリマロンのミサイル針、ホルビーのマッドショットで相殺。
クセロシキがシトロンたちに気を取られている隙に、こっそりと移動したシトロイドはメインシステムに入り込むため、腕の端子を機械へ突き刺した。
ヘリでフラダリラボへの突撃を試みたセレナたち。彼女たちが搭乗しているヘリを、堅い氷の欠片が襲う。青髪が特徴的な女幹部、モミジとマニューラだ。
再度襲う氷の礫を、テールナーとハリさんが、それぞれ火炎放射とミサイル針で迎撃する。だが今度は凍える風で直接ヘリを強襲されてしまい、なかなかヘリが地面に近づけない。
ところが、その凍える風が突如収まった。謎の光線がマニューラを直撃したのである。それを、マノンは良く覚えていた。
「全く……何⁉︎」
「ダイゴさん……!」
「えっ⁉︎ チャンピオン⁉︎」
ホウエン地方チャンピオンの登場に、ムサシの目にハートが浮かび上がる。チャンピオンでイケメンで、その上デボンの御曹司だ。実際メロメロ状態のファンも多い。
ダイゴはメガメタグロスから華麗に地面に下り立つと、コメットパンチの指示を出す。その高威力の技はモミジとマニューラには当たらなかったものの、背後の研究施設を爆発炎上させるには十分過ぎる威力だった。
「フラダリさんにはしてやられたよ。まさか世界を騙していたとはね。サニワちゃんの助言がなければ、そのままうっかり取引をしているところだった」
「騙していただなんて、とんでもない。これは世界を作り替える偉業なの。あの死んだも同然の小娘の言葉なんて放っておいて、協力した方が身のためよ」
「やる気かい? 誰が一番強くて凄いのかって、思い知ることになるよ。それに……僕は今怒っているんだ」
ダイゴが対峙する間、セレナたちは無事飛行機を着陸することができた。だがその間にも、フレア団の下っ端がわらわらと湧いてくる。
「良く来てくれました!」
「ミアレに行く前に、様子を見に来て正解でした」
「既にご存知だと思いますが、中にガラルチャンピオンが……。それに、巨石も」
「えぇ。ここはボクが引き受けます。早く中へ!」
ダイゴに促され、フラダリラボへ突撃を敢行するセレナたち。もちろんも変装しているロケット団も一緒だ。
下っ端たちはヘルガーとニューラをボールから出す。戦いの火蓋が落とされた。