第2話
アララギの言われた通りに進んでいるはずなのに、一向に街が見えてくることはない。ロトムスマホのタウンマップを広げてみても、現在位置は1番道路を指したままだ。
『……迷った』
『アララギ博士の言われた通りに進んでいるのでしょう?』
『そのはずだがな……』
『最悪、トゲキッスの背に乗って空を飛べば問題ないかと思いますよ。幸い、自身のポケモンに乗る行為はこの地方では禁止されていませんし』
確かにこんのすけの言う通り、カラクサタウンはまだまだ先なのかもしれない。まっすぐ進んでいけば、いずれポケモンセンターの一つや二つは見つかるだろう。
ザザーッと音を立てながら、颯爽と獣道をローラースケートでしばらく突き進んでいると、道が開けて街が見えてきた。
サニワは早速ポケモンセンターの中へ入り、手持ちのポケモンをジョーイへ手渡す。
イッシュ地方でのアシスタントはタブンネが主流らしく、カロスやシンオウ、ガラルのジョーイとは服装や髪型が異なっていた。
きっとこの地方でも、警察官を含め、顔が瓜二つに違いない。彼女たちの遺伝子は一体どうなっているのだろうか。正直、サニワとこんのすけは不思議で仕方ないが、口に出さず黙っていた。
皆の回復の終了を告げるアナウンスが流れたため、ボールを受け取りにカウンターへ向かう。サンヨウシティの行き方を尋ねると、なぜか小首を傾げられ、その反応にサニワも頭上に?を浮かべる。
するとのスマホロトムに連絡が入り、ジョーイに断りを入れて機械を起こす。機械音とともに、アララギ親子の姿が浮かび上がった。
「ハーイ! サニワちゃん、こんのすけちゃん! 今どこ辺りかしら?」
「カラクサタウンを飛ばしてサンヨウシティに到着しました……。折角道を教えていただいたのに、申し訳ありません」
「ごめんなさい、それについて謝るのはこっちの方なのよ! パパが『この道をまっすぐ進めばカラクサタウンに到着する』って言ってたでしょ? あれ、いつもの癖で途中でぶった切ってたの……! 全然気づかなかった私も私だけど、本当こんのクソ親父は……!」
ぐぎぎぎぎ、と娘から首を締め上げられる父親の顔は真っ赤だった。いや、バオップを通り越してヒヤップになりそうな勢いだ。
無事にサンヨウシティに到着できたので大丈夫だ、とサニワが伝えると、アララギ博士はホッと胸を撫で下ろし通信を切断する。爽やかな笑顔と「そう言ってくれるのなら助かるわ」と言い残して。
思いがけないショートカットとなってしまったが、まずはジム戦だ。
サンヨウシティジム戦に向けて気合を入れたサニワは、ポケモンセンターから立ち去ったのだった。
『……迷った』
『アララギ博士の言われた通りに進んでいるのでしょう?』
『そのはずだがな……』
『最悪、トゲキッスの背に乗って空を飛べば問題ないかと思いますよ。幸い、自身のポケモンに乗る行為はこの地方では禁止されていませんし』
確かにこんのすけの言う通り、カラクサタウンはまだまだ先なのかもしれない。まっすぐ進んでいけば、いずれポケモンセンターの一つや二つは見つかるだろう。
ザザーッと音を立てながら、颯爽と獣道をローラースケートでしばらく突き進んでいると、道が開けて街が見えてきた。
サニワは早速ポケモンセンターの中へ入り、手持ちのポケモンをジョーイへ手渡す。
イッシュ地方でのアシスタントはタブンネが主流らしく、カロスやシンオウ、ガラルのジョーイとは服装や髪型が異なっていた。
きっとこの地方でも、警察官を含め、顔が瓜二つに違いない。彼女たちの遺伝子は一体どうなっているのだろうか。正直、サニワとこんのすけは不思議で仕方ないが、口に出さず黙っていた。
皆の回復の終了を告げるアナウンスが流れたため、ボールを受け取りにカウンターへ向かう。サンヨウシティの行き方を尋ねると、なぜか小首を傾げられ、その反応にサニワも頭上に?を浮かべる。
するとのスマホロトムに連絡が入り、ジョーイに断りを入れて機械を起こす。機械音とともに、アララギ親子の姿が浮かび上がった。
「ハーイ! サニワちゃん、こんのすけちゃん! 今どこ辺りかしら?」
「カラクサタウンを飛ばしてサンヨウシティに到着しました……。折角道を教えていただいたのに、申し訳ありません」
「ごめんなさい、それについて謝るのはこっちの方なのよ! パパが『この道をまっすぐ進めばカラクサタウンに到着する』って言ってたでしょ? あれ、いつもの癖で途中でぶった切ってたの……! 全然気づかなかった私も私だけど、本当こんのクソ親父は……!」
ぐぎぎぎぎ、と娘から首を締め上げられる父親の顔は真っ赤だった。いや、バオップを通り越してヒヤップになりそうな勢いだ。
無事にサンヨウシティに到着できたので大丈夫だ、とサニワが伝えると、アララギ博士はホッと胸を撫で下ろし通信を切断する。爽やかな笑顔と「そう言ってくれるのなら助かるわ」と言い残して。
思いがけないショートカットとなってしまったが、まずはジム戦だ。
サンヨウシティジム戦に向けて気合を入れたサニワは、ポケモンセンターから立ち去ったのだった。