願わくは
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「……一君、本当に良かったの?これで」
「構わん」
町娘に扮した橘と、並んで歩く。
────そう、これが、俺がほたるにしてやれる最後の事。
いつ命を落とすやもしれん俺の身を案じながら生きるよりも。
彼女の笑顔を、永久に隣で守ってくれる伴侶に出会えたなら。
俺にとって、それが何よりの幸せだ。
……これで、良かったのだ。
「……一君ってさ、」
「何だ」
「……やっぱいいや」
「途中でやめるな」
「馬鹿だよね」
「は?」
「……嘘。かっこいいよ」
「…………」
願わくは、彼女の幸せを────。
夕焼けが、少しだけ、滲んで見えた。