「……ほら」
差し出された手を見つめ────。
そっと、その手を取る。
きゅっと握られた手に引かれ、平助の横に並んだ。
「……じゃ、おやすみ、
ほたる。また明日な」
『うん、おやすみ、平助。また明日』
どちらともなく手を離し、廊下の向こうに消えていく平助に手を振る。
その後ろ姿が見えなくなったのを確認し、俺も部屋に戻るのだった。
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⇒ 桜恋唄 第四十七話
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