女の子
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『……………うん』
【女の子】────。
どんなに外見を取り繕ったって、皆と同じようになれるわけじゃない。
「自分で決めた事、って言ったらそれまでだけどさ。だからってしんどい時まで我慢して笑ってる必要なんてないと思うんだ。まあ、お前から言わせれば、オレ達に心配掛けたくないとか、色々あるんだろうけど」
平助はお調子者で、ちょっと子供っぽいところもあって、左之さんや新八さんに揶揄われてる事も多くて。
だけど、本当はすごく周りの事を気にしてて、とても優しい気持ちを持ってる人。
『……ありがとう、平助』
「ん。けどさ、ほんとすげーよな。ほたるは」
『え……?』
平助の、明るい笑顔がこちらを向く。
「オレだったら、ここまで耐えられたか分かんねえよ。とっくに江戸に帰っちまってたかもしんないなーって思ってさ」
夜の静寂に冷えた風が、静かに吹き抜ける。
「よし、そろそろ寝ようぜ。体調悪かったんだろ?だったら尚更こんな寒いとこいたら駄目だって。それに、ほたるが元気じゃないと、また雪が積もっても雪合戦出来ねーじゃん」
言いながら、平助が立ち上がる。