女の子
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平助はそっと、手を下ろす。
「……そっか。それなら良いけど」
そう言って平助は、俺の横に座った。
「星、綺麗だなー」
『うん、本当に……』
他の隊士達はとっくに眠っている時間。
巡察を終えて疲れているはずなのに、きっと平助は俺の事を気にしてここにいてくれているのだと思う。
「なー、ほたる」
『うん?』
平助に名を呼ばれ、彼を見る。
「お前は、愚痴とか弱音とか吐くような奴じゃねーから……調子悪い事すら誤魔化しちまうしさ、無理してる事にも気付かないで、無理し続けて……昔からそういうとこあるじゃん、自分の事には無頓着っていうか」
空に視線を置いたまま、ぽつりぽつりと呟くように、平助が言葉を紡いだ。
「こんな事言ったらお前怒るかもしれないけど……ほたるは女の子なんだしさ、どうやったって、オレ達とは体力も違うし、正直、新選組の隊務って大変な事とかきつい事多いと思うんだよ」