女の子
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『そんな事……、』
平助の問いに答えようとした俺の言葉を。
「……大丈夫か?」
そっと伸びてきた手と、優しい声に遮ぎられる。
ぽんっと頭に載せられた平助の手。
気遣わしげな瞳が、まっすぐに向けられる。
月明かりに照らされているせいか、平助がいつもより少し大人びて見えて。
その視線から、目を逸らせなくなった。
『……………』
まるで小さな子をあやすように、平助が優しく頭を撫でてくれる。
心配を掛けたくなかったからとはいえ、これ以上、彼に嘘はつけないと思った。
『……少し、気持ち悪くて、』
「うん」
『夜風に当たって、気を紛らわせてたんだ。でも、だいぶ落ち着いたかな』