幸せ
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「編み物?彼奴、器用だもんなー。……んじゃ、ほたるが戻ってくるまでオレもここで待たせてもらっても良いか?」
「うん、勿論。あ、お茶でも淹れてこようか?」
「良いって、千鶴は編み物続けてくれよ。オレは適当にしてるからさ」
部屋の入口のすぐそばに腰を下ろす。
すると千鶴も、廊下へと出てきた。
「千鶴、お前まで出てくる事ねえよ。オレに気を遣ってるなら……」
「ううん、大丈夫。それにここは、日が当たって気持ちいいんだよ。如月さんが教えてくれたの」
そう言って千鶴は傍らで編み物を始める。
「へー。上手いもんだな」
「私なんてまだまだだよ、編み目も不揃いだし」
千鶴は苦笑いを浮かべたけれど、オレから言わせればどこが不揃いなのかすら分からない。