夢の続き(※原田)
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何処までも続く空と、地平線だけがある場所。
異国の空の下、大好きな人と共に、ただ静かに時を過ごす────。
と、遠くから赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。
「おい、ほたる!何とかしてくれ!此奴、何やっても泣き止まねえんだ!」
『あっ、はいはい!今、行くよ!』
私は慌てて、声のする方へ走った。
「……此奴、俺の何が気に食わねえんだ?お前がいなくなった途端、火がついたみてえに泣き喚きやがる」
『───さんは、扱い方が乱暴なんだよ。赤ちゃんは弱いんだから、もっと優しくしてあげなきゃ』
「そうは言ってもだな、男たるもの、こんな事でビービー泣いてたんじゃ……」
『あっ、ほら、そんな事言うとまた泣いちゃうよ』
私は彼の腕にいる子を、あやしてあげる。
安心したのか、次第に泣き声は小さくなっていった。