ココアの温もり
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『…………』
あと十五分。
もう少し、もう少し……。
そう思うけど、冷や汗は止まらない。
今日は朝から少し、体調が優れなくて。
限界を感じた私は、意を決して口を開く。
『す、すみません……』
「どうした、如月?」
黒板に文字を記してした先生が手を止め、振り返る。
『ちょっと……調子が悪いので、保健室、行っても良いですか……』
「それは構わないが……大丈夫か。一人で行けるか?」
『はい……大丈夫、です……』
ふらりと立ち上がり、教室を出る。
まだ授業中の為、廊下は誰一人歩いておらず、しんと静かだった。