夢の続き(※斎藤)
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秋も深まったある日、いつものように囲炉裏端で縫い物をしていると……。
入口の戸が、音を立てて開く。
「……ただいま、ほたる」
『お帰り、───。外、寒くなかった?もうすぐ雪が降るらしいから、あんまり薄着で出掛けちゃ駄目だよ』
「平気だ。寒くはない」
『また、そんな事言って……』
と、彼が、見慣れない物を抱えているのに気付く。
『どうしたの?それ。お酒の樽?』
「……隣家の住人にもらった。あんたと共に飲め、と」
『隣家の……って事は、頂き物?でも、私と一緒にって……。どうしてくれたんだろう?』
「それは、その……」
私の素朴な問いに、彼は何故か顔を赤らめて黙り込む。
彼を照れさせるような質問をしたつもりはないんだけど……。