SSS with 総司
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
────優勝が決まった瞬間、私は総司を振り返る。
『総司!』
彼はにっこりと微笑んで、私に応じてくれた。
勝負事には自信があるという総司の言葉を信じて、彼とペアを組んだのは正解だったようだ。
「ねえ、ほたる。僕に何か言う事は────」
『うん、総司のお陰だよ。ペアを組んでくれてありがとう』
素直にそう述べれば、総司は少し戸惑ったように苦笑を浮かべる。
「……何て言うのかな……僕のお陰で勝てたんだし、感謝の言葉くらいはねだろうと思ってたんだけど……そういうの、素直に言われると、ちょっと照れるね」
賞品のペアチケットを手にして、総司はニコニコと笑った。
「じゃあ、僕とほたるは二人で楽しくお喋りしてきますから」
笑顔のまま皆に手を振り、総司はプールサイドバーへ向け、歩き出すのだった。