転寝
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背中に陽射しを受けながら、僕は目の前のあの子を見つめる。
テストも残すところあと二教科。
長かったテスト期間も、漸くこれで終わるのだ。
窓から時折緩やかな風が吹き込み、あの子の前髪を揺らす。
と、その時だ。
「……おい、そんなところで何してんだ。さっさと帰って勉強でも────」
「しー。静かにして下さいよ、土方さん」
教室の入口に、眉間に皺を寄せた土方さん立っていた。
「ん?ほたるの奴、寝てるのか」
「ええ。さっきまでちゃんと勉強してたんですけどね。疲れてたみたいで」
「なるほどな。……で、お前は何やってんだ?」
傍らに来た土方さんは机に伏せているほたるの姿を見た後、呆れたような眼差しを向けながら僕に尋ねてくる。