放課後の理科実験室
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それにしても。
図書室の中をぐるりと見回すけれど、空いている席がひとつもない。
『諦めて家に帰って勉強しようかな……』
私は図書室を出て、玄関に向けて歩き出す。
「ほたる。帰るのか?」
良く知った声が後ろから掛けられ、私は振り返る。
『一君。うん、本当は学校でテスト勉強するつもりだったんだけど……』
私が経緯を説明すると、一君は少し黙り込んだ。
『一君?』
「……先に断っておくが。これは余計な世話かもしれない。だから、勿論無理強いするつもりはないのだが……もしあんたが勉強の為静かな場所を探しているのなら、一箇所心当たりがある────」