夢の続き(※土方)
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頬を伝う涙を、誰かの指先が拭ってくれる。
『ごめんなさい……。私って何だか本当に泣いてばかりですね』
「別に責めるつもりはねえよ。泣きたいだけ泣けば良いさ。胸でも貸してやるか?今は俺が隣にいるんだから、好きなように甘えてくれ」
『も、もう大丈夫です。甘やかされるのは嬉しいですけど……。そんなに迷惑は掛けられません』
彼は目を細め、優しく微笑んだ。
「迷惑だなんて思わねえよ。お前は泣き顔も美人だから、見惚れちまうだろうけどな」
穏やかな声を聞くだけで、私の胸は温かくなった。
「今日は随分と晴天だな。絶好の花見日和じゃねえか?」
『はい、そう思います』
目の前に広がるのは、桜の園。
何故だか涙が溢れてしまいそうな、そんな思いが込み上げてくる。