担任
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お疲れ、土方さん」
「おう、原田か。お疲れ」
ホームルームを終え職員室に戻った俺は、土方さんに声を掛けた。
「うちの室長、ほたるに決まったぜ」
「はあ!?そりゃ本当か?」
俺の言葉を聞いた土方さんは驚いた様子で目を見開いている。
「挙手する奴がいなくてよ、くじで決めようと思ったんだが……彼奴がやるって言い出してな。ほたるの事だから周りに気を遣ったんじゃねえかって、一応その意思を確認したんだが、彼奴が大丈夫だって言うからよ。任せる事にした」
「……ま、彼奴が自分からやるって言ったんなら何も問題ねえだろ。別に男じゃなきゃいけねえって決まりがあるわけでもねえしな。しかし、意外だったな」
「ああ。どっちかっていうとほたるは自分が先頭に立つより、一歩退いて陰から支えるようなタイプだからな。けど、だからと言って男連中相手に引けを取るような奴でもねえし、俺はなかなかこれも良いんじゃねえかって思ってるぜ」
「まあ、確かにな。試衛館であれだけ揉まれてんだ、男相手だろうがそう簡単に言い負かされるような奴じゃねえよ。寧ろクラスの奴ら全員手玉に取って上手く転がしてくれるんじゃねえか?」