学級委員
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始業式を終え、再び教室へと戻ってきた私達。
「さてと。この後にやる事は、お前らも分かってるよな?」
にやりと笑った原田先生。
教室の空気が、心做しか引き締まったような気がする。
何故なら……。
「何を隠そう、まずは学級委員を決めなけりゃ始まらねえ。そうだな……まずは室長、つまりはこの組のリーダーを決めて、そいつに司会進行をやってもらう事にする。……と、言うわけで、誰かやりたい奴いるか?」
シーン……と静まり返る教室。
誰もが原田先生と目を合わせまいと何処かそっぽを向いている。
「おいおい、俺がやってやろう!っていう奴は一人もいねえのか?ったく……お前ら、委員会ってのは自分達の学校を、自分達で作っていく為のものなんだぜ?そんな消極的でどうするんだよ」
原田先生が溜め息をつきながら、そんな事を言う。
それでも尚、皆は沈黙したままだ。
「……しょうがねえ、これじゃ埒が明かないからな。くじ引きで決めるとするか」