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「……まあ、良い。ほら、教室入れ。そろそろチャイムが鳴っちまうぞ」
そう促せば、ほたるは総司や平助と共に廊下の向こうに消えていく。
その背を見送った俺は、小さく息をついた。
ほたるはどうやら、女生徒が大勢入ってくる事を期待しているようだが……。
「……ま、すぐに分かる事だがな……」
入学試験後の面接を担当したのは、他でもない、この俺だ。
彼奴の時もそうだった。
────共学になって初めての年。
彼奴がこの学園を受けると聞いた時、正直俺は反対だった。
……だが、彼奴の意志は固かった。
彼奴は見事に筆記試験と面接を突破してこの学園に入ってきた。