第二話
夢小説設定
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「……何をしているんですか、みっともない。あなたはそんな恥ずかしい事をしてまで生き延びたいんですか?そんな子に育てた覚えてはありませんよ。あなたも───なら、何があっても誇りだけは守り抜きなさい!亡くなったお父様に合わせる顔がありません!」
……煩いんだよ、馬鹿が。
誇りだとか名誉が、俺達に何をしてくれたんだ?
死んだ親父が何だってんだ!
みっともなかろうが何だろうが、食わなきゃ生きていけないじゃないか!
武士なんて────
「武士なんて、クソ食らえだ!!」
自分の叫び声で目を覚ました瞬間、見慣れない天井が視界に飛び込んだ。
「あっ、気付いたのか!良かった~!全然目え覚まさねえから、死んじまったかと思ったんだぜ!」
頭上から降ってきた明るい声に驚き、身を起こす。
「お前、一週間以上も眠りっ放しだったんだぞ。ここまで運んでくるの、本当、大変だったんだから!でも、気が付いて良かったよ」
そいつは旺盛な好奇心を隠そうともせず、矢継ぎ早に言葉を浴びせてくる。