第十二話
夢小説設定
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三月も半ばとなり、桜もすっかり満開になったある日。
まるで誰かから逃げようとしているみたいに、丹念に周囲の様子を窺う総司の姿が目に入る。
『総司?そこで何してるの?』
すると総司は、驚いた様子で此方を振り返った。
「ほたる。この後、此処を通り掛かる人がいると思うけど……。僕が此処にいるって事は、絶対に明かさないでね。分かった?」
『えっ?う、うん……』
総司はにっこりと微笑むと、近くにある植え込みへと身を隠してしまう。
そこへ……。
「ねえねえ、ほたるー!総司を見なかったー?」
『おはよう。総司は見てないなぁ、ごめんね』
「そっか!何処行ったのかなー」
そう言ってパタパタと走り去った。