ふたりのトシゾウ
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「おい総司。居るか?」
突然掛けられた声に、僕ははっとして振り返った。
「あっ……何だ、新八さんか」
「にゃー」
部屋に響いた猫の声に、新八さんがその存在に気付く。
「何だ?この黒猫……」
「近所の子に頼まれたんだ。怪我してるから、治るまで面倒みてあげてって」
ふーん、と言いながら新八さんはしゃがみ込み、黒猫を見る。
「名前はついてんのか?この猫」
「一応ね」
黒猫の頭をつんつんと触りながら、新八さんは聞いてくる。
「何て名前なんだ?」
「としぞう」