転寝
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「沖田君と藤堂君は、屯所で待機して下さい。不服でしょうが、私もご一緒しますので」
会津藩より正式な要請を受けた新選組。
近藤さんから総員出陣の準備を命じられるが……。
オレは留守番、か。
「君達の負傷が癒えていないように、私の腕も思うように動きませんから」
「オレだって別に大した怪我じゃないんだけど。近藤さんたちが過保護すぎるんだって」
ぶつぶつと不満を口にするオレに、左之さんは笑う。
「何言ってんだ、傷口に薬塗られて悲鳴上げてたろ」
「うわ、そういう事言う!?左之さんは武士の情けとかないの!?……せめて女の子の前では黙っててくれたって良いじゃん」
「……あ、別に大丈夫だよ?痛いもの痛いんだと思うし」
視線を向けたオレに、千鶴が慌てて口を開く。
そんな千鶴に同意しつつ、その隣でけらけらと笑うほたる。
『そうそう、それで平助が泣いてたって聞いても、今更驚かないし。何なら俺が塗ってあげようか?』
「お前なあ!……、」
くっそ~~!!
人の気も知らねえで……!
そう、それは、つい昨日の出来事────。