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「…………、ほたる」
『う、ん……』
「ほたる」
『……薫……?』
目を開けると、そこには薫の姿があった。
『薫……!?何で此処に……!?』
「ほたるっ……」
薫の表情が、悲しげに歪む。
「ほたるが村を立った日から、俺はいつかほたるに再会出来る事を楽しみに生きてきた。またほたる会える日を、待ち望んでいたんだ。本当に」
『薫……』
「だけど……いつしか俺の心には、復讐という名の炎が立ち上って……自分でももう、どうしようもなかった」
薫の口から語られる言葉に、耳を傾ける。
「ほたるとの約束を忘れたわけじゃない、でも、……それ以上に、憎しみの憎悪は、消え去ってはくれなかった。────」
『薫』
そっと言葉を遮り、彼の名を呼ぶ。