愛しい人
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「そっか。甲府に行くんだね」
『うん。暫く会えなくなると思うけど……総司が来るのを、待ってるから』
沈黙が落ちる。
夜の静寂の中、先に口を開いたのは総司だった。
「ねえ、ほたる」
『うん?』
見返すと、穏やかな眼差しで俺を見つめる総司の顔がある。
「もし僕が、君を僕のものにしたいって言ったら、君は受け入れてくれる?」
『え!?』
予想もしていなかった言葉に、思わず声が上擦る。