偶然と必然
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「お待たせしました、こちらに置きますね」
『はい、ありがとうございます』
傍らに置かれた湯呑みを手に取り、そっと口をつける。
お茶の香りが鼻をくすぐり、立ち上る湯気が視界を遮った。
「あれ……お前……」
横から掛けられた声に顔を向けると、そこには────。
『……こんにちは。またお会いしましたね』
「あ、えっと……へへっ、そうだな」
驚いた顔で此方を見ていた彼は、俺の言葉にぎこちない笑顔を作り笑ってくれる。
「……なあ。隣、座っても良いか?」
『ええ、構いませんよ。どうぞ』
隣に腰を下ろした彼は、お店のお姉さんにお茶とお団子を注文する。