壊れないもの
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「ほたる。悪いんだが、今、手空いてるか?」
後ろから掛けられた声に、振り返る。
『左之さん、おはよう。うん、どうしたの?』
「すまねえが、茶を一杯頼めるか」
『いいよ。でも珍しいね、左之さんがお茶なんて』
「ああ……ちょっと二日酔いでな」
そう言って左之さんは小さく笑った。
二日酔いって……。
まあ、左之さんにとってそれは特別変わった事ではないけれど。
どちらかと言えば良くある事で、俺もそこまで気にせず返事をする。
『呑み過ぎたの?もう、左之さんってば、お酒は程々にしないと……。すぐ淹れて持っていくから、部屋で待ってて』
そう言い残し、俺は勝手場に向かった。