勘違い
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「確か今日は非番と言っていたはずだが……」
彼女の姿を探しながら屯所の廊下を進む。
縁側に差し掛かる角を曲がろうとしたその時だった。
『……俺は、好きだよ』
聞こえてきた声に、思わず足を止める。
『平助は?平助は、……好き?』
「ああ。オレも好きだよ」
そっとその先に視線を向けると、にこやかに微笑み合う二人の姿。
「…………」
ざわざわと心の奥がざわつき始める。
今、俺は何を見てしまったのだろうか。
いや……、だからといって、別に俺が気にする事ではないはずだ。
落ち着け。
くるりと身体を反転させると、元来た方を引き返した。