迎え
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「……どうした、ぼーっとして」
副長の言葉にはっとする。
任務に行く前に副長へ挨拶に来たのだけど、つい今朝の光景を思い出してしまって……。
『い、いえ!何でもないです!……では、行って参ります』
「おう。気を付けて行けよ」
慌てて部屋を出ると、襖に手を掛ける。
「ほたる」
『あっ、はい』
締め掛けた襖の向こうから呼び止められ、その手を止めた。
「今日は特に冷えるみたいだからな。……早く帰ってこいよ」
『……ありがとうございます。今日は恐らく、夕飯までには戻れると思いますので』
俺は一礼すると、今度こそ襖を閉め、俺は市中へと向かうのだった。